これまでの展覧会
たくさんの歴史に纏わる展覧会を行ってきました。
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姫路港開港50周年記念事業 船と海の博覧会
- 種類
- 特別企画展
- 開催
- 2009/7/11(土)ー9/23(水・祝)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、神戸新聞社
四面を海に囲まれた日本は、古くから海を利用し、海に資源を求めて海洋国として発展してきた。また、世界的にも海と船を通じて文化・経済の発展を遂げている。船は人類の歴史とともに発達し、古代の丸木船から大航海時代の帆船、また日本における遣唐使船や江戸時代の商船である廻船などが、それぞれの時代の要請に応じて活躍した。今日では、世界的な海運の発展により大型のコンテナ船や観光旅行のブームとともに豪華客船などが世界を巡っている。 この展覧会は、世界と日本の船の歩みを精巧な模型などを通して紹介した。あわせて海や船のすばらしさや不思議さなどを伝えるハンズオン展示を行い、海洋に関する関心を高める機会とした。
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妖怪天国ニッポン―絵巻からマンガまで―
- 種類
- 特別展
- 開催
- 2009/4/25(土)ー6/14(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、神戸新聞社
妖怪は、自然の荒ぶる力の象徴であり、それゆえに、かつての人々は恐怖や畏敬の念をもって妖怪に接していた。ところが江戸時代になると、自然よりも人間の方が優位にあるという考え方が中心になり、妖怪のリアリティそのものが失われていった。一方で、妖怪はフィクションの世界で、むしろ人間を楽しませる「キャラクター」として、戯画や玩具の題材になっていったのである。 そして現代。江戸時代の妖怪画の伝統を受け継ぐ水木しげるの妖怪マンガの登場によって、妖怪は市民権を得、日本人の多くが妖怪を楽しむようになった。それは妖怪本来の姿からはかけ離れたものであったが、現代人の多くが知る妖怪とはマンガのなかの存在なのである。いや、そもそも江戸時代から、妖怪はすでにマンガであった。 この展覧会では、江戸時代の妖怪画を日本のマンガ文化、キャラクター文化の源流ととらえ、現代の「妖怪マンガ」に至る系譜をたどりつつ、日本人と妖怪の関係について改めて考えた。
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ものと人は船に乗って―ひょうごの港めぐり―
- 種類
- 特別企画展
- 開催
- 2009/1/24(土)ー3/22(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、神戸新聞社
近世になると海運や舟運が発展し、瀬戸内海と日本海にまたがる兵庫県では、瀬戸内側の兵庫津(神戸市兵庫区)は江戸や蝦夷地を結ぶ重要な拠点として発展し、日本海側の諸寄(新温泉町)や竹野(豊岡市)などは、西廻り航路の北国海運の主力となった北前船の寄港地として賑わった。 また、近世で唯一、正式の国交があった朝鮮国から派遣された通信使や、長崎のオラン ダ商館長一行が寄港した室津(たつの市)や兵庫津をはじめ、県内各地には海外交流の足 跡が残され、港町の富裕な商家には、文人墨客が行き交い、文化的な交流を示すものが伝 わっている。 この展覧会は、近世の流通や交流の拠点となった兵庫県内各地の港をめぐり、地域の産 業の発展や文化の交流などにもスポットをあて、諸港の役割や特色を紹介した。 なお、本展は「姫路港開港50周年記念事業」に協賛した。
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ふるさとの神々-祝祭の空間と美の伝統-
- 種類
- 特別展
- 開催
- 2008/10/18(土)ー12/7(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、神戸新聞社、兵庫県神社庁
瀬戸内から日本海に及ぶ兵庫県は、豊かな自然に恵まれ、それぞれの地域には、鎮守・氏神として親しまれる神々が祀られている。神祭りの歴史は古く、『風土記』が編纂された頃、地域社会に多くの神々の祀られていたことが記されており、また、10世紀に成立した『延喜式』には諸国に祀られている数多くの神々の名前が書き留められている。 一方、6世紀中期に仏教が伝来すると、神と仏は双方に影響を与え、習合することにより独自な宗教的環境をかたち作った。そこで繰り広げられる春秋の祭りは、五穀の豊穣や子孫の繁栄を願うなど、私たちの暮らしと深く結びつき、地域社会が一体となるコミュニティの場として重要な役割を果たしている また、こうした神と仏の交わりの中でさまざまな神道美術が生み出されてきた。神の姿を具象化した神像や、神社創建の由来を描いた縁起絵巻、平穏を願い奉納された絵馬や武具などが現在も神社に残されており、神をめぐって育まれた豊かな造形の一端を我々に垣間見せてくれる。 本展では神社を中心に継承されてきた有形・無形の文化財を一堂に会し、神々の文化史的意義を総合的に明らかにし、兵庫県の歴史ならびに文化の深層に迫ろうと企画した。
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光と影のワンダーランド―アニメのルーツをさぐろう―
- 種類
- 特別企画展
- 開催
- 2008/8/9(土)ー9/28(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、神戸新聞社
現在、日本のアニメは世界的に高い評価を受けているが、そのアニメのルーツをたどっていくと、そこには、描いた絵に「命を吹き込む(アニメイト)」ことを夢見て、さまざまな仕掛けを工夫してきた人間の営みを見ることができる。原始的な光と影の遊びである「影絵」、レンズを通してもう一つの世界を幻視する「覗き眼鏡」、闇のなかに鮮やかな色彩を躍動させる「幻灯」、現実世界を忠実に写し取ろうとした「写真」、そして絵を動かして見せる「動画装置」と「映画」・・・。これらさまざまな「光学玩具」は、いずれも絵=幻想を現実に近づけようとしたものであり、アニメはその最終的な成果であった。 この展覧会では、当館の「入江コレクション」の中から西洋と日本の「光学玩具」など約180点を展示し、アニメに至る光学的な娯楽の歴史をたどった。展示室には体験コーナーを設け、影絵、ストロボスコープ、プラクシノスコープ劇場、紙フィルム映写機などの「光学玩具」を観覧者に実際に体験してもらった。 なお、オープニングイベントとして、明治~大正期のアニメーションフィルムを、当時と同じ映写機を使い弁士つきで上映する「日本最古のアニメーション」の特別上演を開催し、好評を得た。またNPO法人ひと・まち・あーと理事長の堂野能伸氏を講師として、「回転アニメーション(ゾートロープ)をつくろう」と題したワークショップを開催し、自分の描いた絵をアニメーションとして動かしてみせる楽しさを子どもたちに体験してもらった。
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第90回全国高校野球選手権記念大会 夏・甲子園
- 種類
- 特別展
- 開催
- 2008/5/31(土)ー7/27(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、朝日新聞社、日本高等学校野球連盟
大正4年(1915年)、全国中等学校優勝野球大会が豊中グラウンドで開催された。その後、会場は鳴尾球場、そして甲子園球場へと移り、昭和23年(1948年)には全国高等学校野球選手権大会と名称が変わる。そして、今年の夏、90回の記念大会を迎えた。 夏の甲子園大会では、数多くの名場面が繰り広げられてきた。第19回(1933年)準決勝・中京商-明石中の延長25回戦、第59回(1977年)決勝・東洋大姫路-東邦のサヨナラホームラン、第88回(2006年)決勝・早実-駒大苫小牧の引き分け再試合、そして昨年の第89回(2007年)決勝・佐賀北-広陵の逆転満塁ホームラン。 この展覧会はそんな名場面を思い出すきっかけとなった。
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ひょうごの景観を歩く-収蔵資料から-
- 種類
- 企画展
- 開催
- 2008/1/26(土)ー3/9(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、神戸新聞社
県域各地には、名勝地として知られる多くの美しい景観がある。また、どこにでもある平凡な景観も、そこには歴史の中における様々な人々の営みの積み重なりが刻み込まれている。 都市化が進んだ今日、多くの地域で景観が大きく変貌した。しかし、古人が親しんだ景観は、古い資料によってその面影をたどることがでる。また、資料と現状をつき合わせることによって、景観に刻み込まれた人々の営みの痕跡をたどり、地域の歴史や人と自然の関わりの一端に触れることもできる。 この展覧会では、収蔵資料の中から景観関連資料を集成して、歴史の中における県域各地の景観を紹介し、古人が楽しんだ景観や、景観が持つ意義に触れる機会を提供した。
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過去から未来へ ひょうごのメッセージ
- 種類
- 特別展
- 開催
- 2007/10/13(土)ー12/9(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、神戸新聞社
ひょうごの先人たちは、現在に至る歴史の中で遭遇した災害・戦乱・事件などを、日常生活の危機感とともに様々な形で記憶に留め、その体験を踏まえつつ、より良き未来のために伝えていくべき、大切なメッセージを数多く残してきた。今日、何気なく私たちが暮らしている生活の環境は、先人たちの思いの継承・集積と言えよう。 この展覧会では、古記録・古図面を中心とした歴史資料のほか、美術・民俗分野の多彩な素材を駆使して、現代の私たちに託された過去からのメッセージに耳を傾け、次代に向けて発信された先人たちの思いを、[Ⅰ 風土の彩り ~ひょうごの記憶~][Ⅱ 生きる ~ひょうごの絆~][Ⅲ 未来へのプロローグ「コウノトリ飛翔」/歴史博物館からのメッセージ」]の3つのテーマに分けて紹介し、地域文化の豊かさを歴史博物館で再発見する機会とした。
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こどもたちのロマンワールド-昔のこども本と遊ぼう-
- 種類
- 企画展
- 開催
- 2007/7/14(土)ー9/2(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、神戸新聞社
いつの時代も、本は子どもたちの夢や想像力を膨らませる、かけがえのない友として寄り添ってきた。本は子どもたちにとって、現実(リアルワールド)の制約から離れて自由に遊ぶことのできる別世界、「ロマンワールド」だったのである。 この展覧会では、児童文化史研究家・入江正彦氏が収集した児童文化史資料(入江コレクション)から、江戸時代から昭和までの子どもの本など約150点の資料を展示し、当時の子どもたちが夢想し憧れた世界がどのようなものであったかを紹介した。 また、京都精華大学マンガ学部非常勤講師・龍野芸術工房伊勢屋代表の堂野能伸氏を講師として、子どもたちにオリジナル雑誌の表紙をデザインしてもらう「自分だけの雑誌をつくろう!」と題したワークショップを開催した。
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すごろく タイムトラベル-江戸から昭和まで-
- 種類
- 企画展
- 開催
- 2006/1/28(土)ー3/19(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、神戸新聞社
絵双六の歴史は室町時代までさかのぼるとされるが、それが庶民の遊びとして定着するのは江戸時代前期のことである。とりわけ江戸時代後期になると、多色刷り木版印刷技術の発達により、名だたる浮世絵師たちが腕を振るった華麗な絵柄の絵双六が多数製作されるようになる。明治以降は、絵双六は新聞・雑誌の付録として作られるようになり、さらに多種多様な趣向をこらしたものがあらわれる。その絵柄には、当時の価値観や世相・風俗を色濃く反映したものが少ない。 この展覧会では、江戸時代から昭和にかけての絵双六と当時の生活資料とを陳列し、絵双六の絵柄を通じて歴史を実感できる「すごろくタイムトラベル」をめざした。また絵双六の元祖とされる「浄土双六」を、ボランティアの方々の協力を得て再現製作し、会場の入口に置いて来館者の方々に実際に遊んでもらうようにした。
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聖徳太子と国宝法隆寺
- 種類
- 特別展
- 開催
- 2005/10/13(木)ー12/4(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、神戸新聞社、NHK神戸放送局、法隆寺、太子町、太子町教育委員会
法隆寺は、聖徳太子によって建立され、聖徳太子信仰の中心寺院として、世界最古の木造建造物や多くの美術工芸品を伝えてきた文化財の報庫である。この展覧会では、法隆寺に伝わる著名な国宝・重要文化財や聖徳太子信仰関係資料を展示するとともに、古くから法隆寺を支えてきた伊予国や播磨国にもスポットをあてて、地域に伝わる文化財を紹介した。展覧会を通して、飛鳥時代より続く長い歴史の中で守り継がれてきた優れた文化財に親しむ機会を提供した。
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型紙の技と美
- 種類
- 企画展
- 開催
- 2005/8/6(土)ー9/19(月・祝)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
本展で取り上げた、型紙を使った型染は、江戸時代以降に広く行われるようになったものである。はじめは、主に武士の裃のためのものであったが、江戸時代中期になると町人の着物にも型染が見られるようになり、江戸後期には、浴衣や蒲団地などに大きな柄を染める手法が広まった。近代に入っても、型染はますます盛んになっていったが、昭和になると、大正の頃から出てきたスクリーン捺染に取って代わられた。しかし、作家として型染による作品を制作した芹沢銈介などの活躍に見られるように、型染は発展を続け、現在も工芸などの分野に受け継がれている。 染に使われる型紙は、数枚の和紙を柿渋で貼り重ねた型地紙を、専用の彫刻刀で彫り抜き作成する。主要な産地は鈴鹿市白子・寺家地区で、そこに伝わる技術は国の重要無形文化財に指定されている。これらの型紙に彫られてきた桜・秋草・松竹梅・小紋などの文様は、着物や浴衣、蒲団地などに染め上げられ、我々の暮らしを彩ってきた。 本展は当館が所蔵する約470点の型紙の中から優品を厳選して展示し、型紙が伝える文様、型紙の製作技法、現在に息づく型染という3つの視点から型紙の魅力に迫ろうとしたものである。
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義経-源氏・平氏・奥州藤原氏の至宝-
- 種類
- 特別展
- 開催
- 2005/5/28(土)ー7/10(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、NHK神戸放送局、NHKきんきメディアプラン
源義経(1159~89)は、源義朝の子で幼名牛若丸。のちに九郎判官と称した。源平合戦で平氏を滅ぼし源氏を勝利に導く大功をたてながら、最後は兄の頼朝に追われて三十一歳の若さで自害する悲劇の人物として知られている。兵庫県では三草山の戦い(社町)、一ノ谷の戦い(神戸市須磨区)など、源平合戦での義経の活躍が知られるとともに、平清盛が築いた福原京(神戸市中央区・兵庫区)や大輪田泊(神戸市兵庫区)があり、平氏ゆかりの地でもある。 この展覧会は、NHK大河ドラマ「義経」にちなんで開催された。源平合戦での義経の活躍など波乱に富んだ彼の生涯をたどるとともに、義経に関わる源氏、平氏、奥州藤原氏がそれぞれ生み出したすばらしい美術作品を紹介し、義経の生きた時代の息吹を探った。
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誕生!! バーチャルミュージアム-ひょうごの祭りと芸能-
- 種類
- 企画展
- 開催
- 2005/4/16(土)ー5/15(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
本館では、インターネットの特性を活かして、県民の多様なニーズに応えることができる、情報交流の場となる「歴史博物館ネットミュージアム」の構築を進めている。平成16年度には、ギャラリーコンテンツと「ひょうごの祭りと芸能」を制作した。本展はバーチャルミュージアムの誕生と、その特性を広く知っていただくために開催したものである。 彩り豊かにおこなわれる祭りと芸能を、パソコン上のバーチャル空間で体験し、展示室では実際に用いる面・衣装・道具の展示を行うことで、最新の技術で制作された番組と実物の資料を通して、地域で育まれ、受け継がれた伝統文化のすばらしさを紹介した。
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検証! 兵庫の災害史-その時、なにが起きたのか-
- 種類
- 企画展
- 開催
- 2005/1/15(土)ー3/21(月・祝)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館/共催:神戸新聞社
被災県の歴史博物館として「阪神・淡路大震災」の記憶を展示という形で再生し、過去から続く災害史の時系列を踏まえつつ、”その時”と”その後”についての記憶化を図り、普段の日常生活の意識からは隠されている「災害」に対する感覚を呼び起こして、今日に通じる歴史的な意味を見出す機会とするため、本展を企画・実施した。平成17年1月は、「阪神・淡路大震災」の発生から10年を経過した節目の時期であり、県内事例を中心とした災害史をあらためて見直してみることとし、併せて、「災害」が記録という媒体を介して、どのように記憶の継承がなされてきたのかを、再確認する場とした。 展示は、〔1 災害のイメージ〕〔2 災害の歴史と記憶〕〔3 阪神・淡路大震災と その後〕の三部構成都市、館蔵品を主体とする資料群を駆使して、導入→過去→現在へと連なるストーリー展開の整序をもたらせた。とくに〔3〕の展示では、企画展の共催者である神戸新聞社から、100点以上にも及ぶ報道写真の出展協力を得て、会場内での「震災」当時の状況再現と、その後の復興の過程を時間的に対比させる効果を高めた。展示会場内では、出品資料の1点1点に足を止め、真摯に「災害」の歴史と向き合う観覧者の姿が印象的であった。
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徳川美術館名品展-姫君の華麗なる日々-
- 種類
- 特別展
- 開催
- 2004/10/23(土)ー12/5(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、徳川美術館、朝日新聞社
大名家の姫君たちの暮らしは、屋敷の中の「奥」と呼ばれるプライベートな場が中心であった。そのため、詳しいことはあまり知られていないが、誕生・成人・婚礼などの姫君の人生の節目で用いられた道具や、彼女たちが身につけた華やかな衣装、教養として親しんだ書画などのさまざまな道具類を通して、その生活をしのぶことができる。 本展では、徳川将軍家に次ぐ格式を誇った尾張徳川家の大名道具を今に伝える徳川美術館の所蔵品の中から、歴代の姫君たちゆかりの品々を展示し、彼女たちの華麗な暮らしぶりを再現した。