これまでの展覧会
たくさんの歴史に纏わる展覧会を行ってきました。
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ひょうごの景観を歩く-収蔵資料から-
- 種類
- 企画展
- 開催
- 2008/1/26(土)ー3/9(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、神戸新聞社
県域各地には、名勝地として知られる多くの美しい景観がある。また、どこにでもある平凡な景観も、そこには歴史の中における様々な人々の営みの積み重なりが刻み込まれている。 都市化が進んだ今日、多くの地域で景観が大きく変貌した。しかし、古人が親しんだ景観は、古い資料によってその面影をたどることがでる。また、資料と現状をつき合わせることによって、景観に刻み込まれた人々の営みの痕跡をたどり、地域の歴史や人と自然の関わりの一端に触れることもできる。 この展覧会では、収蔵資料の中から景観関連資料を集成して、歴史の中における県域各地の景観を紹介し、古人が楽しんだ景観や、景観が持つ意義に触れる機会を提供した。
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こどもたちのロマンワールド-昔のこども本と遊ぼう-
- 種類
- 企画展
- 開催
- 2007/7/14(土)ー9/2(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、神戸新聞社
いつの時代も、本は子どもたちの夢や想像力を膨らませる、かけがえのない友として寄り添ってきた。本は子どもたちにとって、現実(リアルワールド)の制約から離れて自由に遊ぶことのできる別世界、「ロマンワールド」だったのである。 この展覧会では、児童文化史研究家・入江正彦氏が収集した児童文化史資料(入江コレクション)から、江戸時代から昭和までの子どもの本など約150点の資料を展示し、当時の子どもたちが夢想し憧れた世界がどのようなものであったかを紹介した。 また、京都精華大学マンガ学部非常勤講師・龍野芸術工房伊勢屋代表の堂野能伸氏を講師として、子どもたちにオリジナル雑誌の表紙をデザインしてもらう「自分だけの雑誌をつくろう!」と題したワークショップを開催した。
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すごろく タイムトラベル-江戸から昭和まで-
- 種類
- 企画展
- 開催
- 2006/1/28(土)ー3/19(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、神戸新聞社
絵双六の歴史は室町時代までさかのぼるとされるが、それが庶民の遊びとして定着するのは江戸時代前期のことである。とりわけ江戸時代後期になると、多色刷り木版印刷技術の発達により、名だたる浮世絵師たちが腕を振るった華麗な絵柄の絵双六が多数製作されるようになる。明治以降は、絵双六は新聞・雑誌の付録として作られるようになり、さらに多種多様な趣向をこらしたものがあらわれる。その絵柄には、当時の価値観や世相・風俗を色濃く反映したものが少ない。 この展覧会では、江戸時代から昭和にかけての絵双六と当時の生活資料とを陳列し、絵双六の絵柄を通じて歴史を実感できる「すごろくタイムトラベル」をめざした。また絵双六の元祖とされる「浄土双六」を、ボランティアの方々の協力を得て再現製作し、会場の入口に置いて来館者の方々に実際に遊んでもらうようにした。
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型紙の技と美
- 種類
- 企画展
- 開催
- 2005/8/6(土)ー9/19(月・祝)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
本展で取り上げた、型紙を使った型染は、江戸時代以降に広く行われるようになったものである。はじめは、主に武士の裃のためのものであったが、江戸時代中期になると町人の着物にも型染が見られるようになり、江戸後期には、浴衣や蒲団地などに大きな柄を染める手法が広まった。近代に入っても、型染はますます盛んになっていったが、昭和になると、大正の頃から出てきたスクリーン捺染に取って代わられた。しかし、作家として型染による作品を制作した芹沢銈介などの活躍に見られるように、型染は発展を続け、現在も工芸などの分野に受け継がれている。 染に使われる型紙は、数枚の和紙を柿渋で貼り重ねた型地紙を、専用の彫刻刀で彫り抜き作成する。主要な産地は鈴鹿市白子・寺家地区で、そこに伝わる技術は国の重要無形文化財に指定されている。これらの型紙に彫られてきた桜・秋草・松竹梅・小紋などの文様は、着物や浴衣、蒲団地などに染め上げられ、我々の暮らしを彩ってきた。 本展は当館が所蔵する約470点の型紙の中から優品を厳選して展示し、型紙が伝える文様、型紙の製作技法、現在に息づく型染という3つの視点から型紙の魅力に迫ろうとしたものである。
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誕生!! バーチャルミュージアム-ひょうごの祭りと芸能-
- 種類
- 企画展
- 開催
- 2005/4/16(土)ー5/15(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
本館では、インターネットの特性を活かして、県民の多様なニーズに応えることができる、情報交流の場となる「歴史博物館ネットミュージアム」の構築を進めている。平成16年度には、ギャラリーコンテンツと「ひょうごの祭りと芸能」を制作した。本展はバーチャルミュージアムの誕生と、その特性を広く知っていただくために開催したものである。 彩り豊かにおこなわれる祭りと芸能を、パソコン上のバーチャル空間で体験し、展示室では実際に用いる面・衣装・道具の展示を行うことで、最新の技術で制作された番組と実物の資料を通して、地域で育まれ、受け継がれた伝統文化のすばらしさを紹介した。
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検証! 兵庫の災害史-その時、なにが起きたのか-
- 種類
- 企画展
- 開催
- 2005/1/15(土)ー3/21(月・祝)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館/共催:神戸新聞社
被災県の歴史博物館として「阪神・淡路大震災」の記憶を展示という形で再生し、過去から続く災害史の時系列を踏まえつつ、”その時”と”その後”についての記憶化を図り、普段の日常生活の意識からは隠されている「災害」に対する感覚を呼び起こして、今日に通じる歴史的な意味を見出す機会とするため、本展を企画・実施した。平成17年1月は、「阪神・淡路大震災」の発生から10年を経過した節目の時期であり、県内事例を中心とした災害史をあらためて見直してみることとし、併せて、「災害」が記録という媒体を介して、どのように記憶の継承がなされてきたのかを、再確認する場とした。 展示は、〔1 災害のイメージ〕〔2 災害の歴史と記憶〕〔3 阪神・淡路大震災と その後〕の三部構成都市、館蔵品を主体とする資料群を駆使して、導入→過去→現在へと連なるストーリー展開の整序をもたらせた。とくに〔3〕の展示では、企画展の共催者である神戸新聞社から、100点以上にも及ぶ報道写真の出展協力を得て、会場内での「震災」当時の状況再現と、その後の復興の過程を時間的に対比させる効果を高めた。展示会場内では、出品資料の1点1点に足を止め、真摯に「災害」の歴史と向き合う観覧者の姿が印象的であった。
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木のほとけ 絹のほとけ-仏像・仏画の再発見-
- 種類
- 企画展
- 開催
- 2004/9/4(土)ー10/3(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
仏教伝来の頃「端厳(きらぎらし)」と称された仏像は、やがて我が国でもつくられ、各時代によってそれぞれの特徴のある姿かたちをみせるようになっていく。この企画展は当館所蔵および当館へ寄託されている仏像・仏画を中心とする仏教美術をとおして、古代から中世までの仏像・仏画の様々な作風をたどるとともに、近年発見された資料、最近の調査より制作年代等が再確認された資料も紹介し、仏教美術の新たな魅力を見ていただく機会とした。
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江戸時代の絵画-狩野永納以降の京都を中心に-
- 種類
- 企画展
- 開催
- 2004/4/17(土)ー6/6(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、神戸新聞社
1999年、兵庫県立歴史博物館は特別展として「狩野永納展」を開催した。狩野永納は日本最初の本格的な画家伝『本朝画史』の執筆者として知られているが、江戸時代初期に京都を中心にして活躍した画家でもあった。また、この展覧会は、今まで知られていなかった永納の画業に初めて注目したものだった。 今回の企画展「江戸時代の絵画-狩野永納以降の京都を中心に-」は、この特別展「狩野永納」に続くもので、狩野永納以降の京都でどのような作品が生まれていったのかを紹介した。永納の子孫たちも京都を中心に絵画活動を続けていくが、同じく京都では鶴沢派という画家集団が活躍していた。鶴沢探山、探鯨、探索と続く画家集団だが、この鶴沢派から石田幽汀が出て、更にその門下から円山応挙が育っていった。このような絵画史の流れを紹介した。 また、この展覧会は兵庫県立歴史博物館の所蔵品・寄託品だけで構成し、普段なかなかご覧いただく機会の少ない作品も併せて紹介した。
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兵庫県立歴史博物館友の会20周年記念企画展 温故知新 歴史はおもしろい
- 種類
- 企画展
- 開催
- 2004/2/29(日)ー3/14(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、兵庫県立歴史博物館友の会
兵庫県立歴史博物館友の会が発足して20周年を迎える記念事業として、会員の自主企画による展示・ワークショップ等を開催した。展示部門では、「回想・友の会の歩み」「懐かしのおもちゃ(入江コレクション)」「ふるさとの古文書」「あの街 この街 -兵庫の民家と姫路の今昔-」「わが家の・わたしのお宝」の各テーマに班を分け、会員の意向を尊重した手作りの内容となるよう、学芸員が展示の企画・作業の全般に亘りサポートを行った。約50名の会員の総力で運営した展示であるため、多彩できめ細やかな展示メニューを案出でき、かつ、会員には解説パネル・キャプションの作成や、資料の展示作業など、実際の展覧会のプロセスを理解・体験する博物館での有意義な活動の場となった。 また、今回の企画展に関連した催し物として、「ワークショップ’創’」では、日本髪のミニかしらの展示とともに、古布の小袖ハガキ・あねさま人形・紙コプターなどを工作したほか、糸紡ぎの体験教室も開催した。さらに、播州歌舞伎・一絃須磨琴・淡路人形浄瑠璃といった県内の伝統芸能の公演を実施し、地域の歴史文化への関心を高める機会を提供するなど、会員の前向きな取り組みで望んだ参画・協働型の展覧会は大好評を得た。
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播磨北部の生業と武士
- 種類
- 企画展
- 開催
- 2004/1/10(土)ー2/15(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、神戸新聞社/共催:宍粟郡一宮町、宍粟郡一宮町教育委員会
播磨国宍粟郡は、『播磨国風土記』以来、砂鉄や木材など豊かな自然の産物に恵まれた地域として知られてきた。中世には「千草鉄」の名で著名となる宍粟の製鉄については、近年一宮町中安積で平安時代後期の製鉄遺跡が発掘されるなど、古くから大規模に製鉄が行われていたことが実証されてきている。 近年、地元一宮町、安積地区では、住民の手によって、近世文書や絵画類・寺社の情報など、地区に伝わる諸資料の集成が行われた。地元での調査研究は現在収穫期を迎えているといえる。 この企画展では、こうした地元での研究成果にも学びながら、収蔵資料を活用して、一宮町安積地区をフィールドとして、中世・近世の山間部社会における多様な生業のあり方と、そうした諸産業と密接に関わって展開した在地領主の姿を紹介した。展示を通して山の産物と深く関わりながら歴史を積み重ねてきた、山間部地域社会の特性を表現することを目的とした。
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武蔵ものがたり
- 種類
- 企画展
- 開催
- 2003/7/19(土)ー9/15(月・祝)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、神戸新聞社、NHK姫路支局/共催:姫路市
宮本武蔵は、二天一流(円明流)の創始者となり、諸国を廻って佐々木小次郎との勝負など各地で60余度勝負して、一度も負けることがなかったといわれ、また剣術のみならず、学問・諸芸にも優れ、画人としても知られている。さらに武蔵は、明石城下の町割計画や寺院の作庭を行うなど、その足跡や伝説が県内各地に残されている。 この展覧会では、武蔵やその養子の伊織に関する資・史料や、武蔵が生きた時代を示す資料を展示した。また県内各地などの関わりを写真パネルで紹介するとともに、大衆文芸として人気を博する宮本武蔵伝を取り上げ、武蔵の魅力を探った。
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城郭研究の開拓者-鳥羽正雄とそのコレクション-
- 種類
- 企画展
- 開催
- 2003/2/15(土)ー4/6(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、神戸新聞社
鳥羽正雄博士(1899~1979)は、日本の城郭史研究を確立した人物として知られる。古代から近現代に至る様々な城郭を、日本歴史の流れに沿って集大成し、その変遷と分類、及び体系的な研究方法について、幅広い提言を行った博士の先駆的な業績は、今日でも高い評価を受けている。また、世界文化遺産の姫路城の近くにあり、城郭博物館を目指す当館にとって意義のある貴重な資料群と言える。本展では、鳥羽博士旧蔵の多彩な城郭資料や個人資料を介して、博士の研究の足跡を辿るとともに、生涯にわたり城好きであり続けた博士の人となりも紹介した。
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日本の貨幣-菅野コレクションから-
- 種類
- 企画展
- 開催
- 2002/9/5(木)ー10/2(水)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
菅野コレクションは、菅野進氏が収集された日本、中国および世界の貨幣のコレクションである。特に日本と中国の貨幣は古代から現代にいたるまでほぼ網羅されており、総数は約1万点を数える。本展では、当コレクションの中から日本の貨幣にスポットを当て、我が国の貨幣の歴史をたどった。 会期中には、古銭の拓本を取る当館初のワークショップを行い、観覧者が実際の歴史資料に触れることができる試みとして好評であった。
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あぜみちの詩-渡辺うめの人形たち-
- 種類
- 企画展
- 開催
- 2002/7/20(土・祝)ー8/25(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、神戸新聞社、八鹿町、八鹿町教育委員会
渡辺うめさんは長年兵庫県八鹿町で人形作りを続け、平成7年には兵庫県文化功労表彰を受けるなど活躍してきた。 うめさんの作る人形は農民人形と呼ばれ、昔の農作業や農閑期の様子、また、その合間の人々の触れ合いといった、暮らしに機械が普及する以前の但馬地方の人々の生活が表されている。 本展では、八鹿町をはじめ各地で大切にされているうめさんの農民人形90点を一堂に会して紹介した。
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喜田文庫の書画
- 種類
- 企画展
- 開催
- 2002/1/12(土)ー3/17(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
喜田文庫は、淡路島三原町出身の故喜田幾久夫氏が長年の歳月をかけて蒐集した膨大なコレクションである。その内容は中世の武家文書、近世の公家や儒者の書状、近世の文人の書画、近代の書画、あるいは古書籍と多岐にわたっている。この企画展では、喜田文庫の中から書画の優品を中心に歴史資料としても興味深い作例を紹介した。
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収蔵資料展-季節の彩り・四季のあしらい-
- 種類
- 企画展
- 開催
- 2001/11/17(土)ー12/19(水)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
四季折々の風物は、絵画の主題として描かれたり、服飾品や器物の装飾としてあしらわれることが少なくない。また、郷土玩具や人形も、季節の行事と関連して、居住空間を飾ってきた。 この展覧会では、暮らしの中の四季をテーマに、収蔵資料の中から服飾品、陶磁器、絵画、人形などを出品して、日本人の季節に対する思いに迫った。