これまでの展覧会
たくさんの歴史に纏わる展覧会を行ってきました。
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猪名川町の文化財
- 種類
- 風土に生きる 企画展
- 開催
- 1990/1/27(土)ー3/4(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
猪名川町は大阪府と接する兵庫県の東端にあり、町を縦断して猪名川が南流する山間に位置している。当館では昭和62年度に北摂の総合調査の一環として同町の調査を行い、文化財の把握につとめた。 同展では、新たに確認された仏教美術をはじめ、すでに知られている木喰仏や太閤検地帳などの歴史資料を展示した。
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近代日本のあけぼの 開港から攘夷の海
- 種類
- 特別展
- 開催
- 1989/10/21(土)ー11/26(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、社団法人霞会館
開港場神戸を擁する兵庫県の歴史を考えるうえで、ペリー来航から開国へと大きく揺れ動いた時代は、たいへん興味深いものがある。 本展は、開国以後の西洋列強勢力との抗争を軸に、横浜など開港場の状況を示し、あわせて遣外使節や留学生資料を展示した。特別出品「幕末直参旗本の軌跡」とともに対外関係資料を一堂に公開する場となった。
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第8回収蔵資料展
- 種類
- 風土に生きる 企画展
- 開催
- 1989/8/15(火)ー10/8(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
本展は、平成という新しい時代の出発にあたって、昭和という時代の足跡を確認し、歴史の検証を試みることで、次世代の未来の展望となるよう企画されたものである。そして、姫路地方の近代の歩みを伝える諸資料や古写真を、文化・生活史の観点から用意し、明治・大正・昭和と続く一世紀あまりの時の流れを、過去の出来事と区切らずに、現代へ通じる過程の中で、身近にとらえて行くことに主眼を置いた。なお、『武文彦自叙画伝』の展示により、大きな歴史を自分史において認識する事例を紹介し、新しい歴史研究の提案も行った。
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波濤をこえて-はるかなる長安へ 中国 唐・長安の文物
- 種類
- 特別展
- 開催
- 1989/3/18(土)ー7/30(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、兵庫県教育委員会、姫路市、中華人民共和国陝西省文物事業管理局、中華人民共和国陝西省博物館、中華人民共和国陝西省対外文物展覧公司
昭和62年に兵庫県教育委員会と中国陝西省との間で交わされた学術交流に基づいた事業の一環として中国文物展を実施した。 主な出展資料は唐・長安城の宮殿や空海ゆかりの青龍寺などの瓦磚類、何家村出土の金銀器・和同開珎など遣唐使をはじめとする日中交流に関係の深い唐代の文物が選ばれた。 展示方法も単なる美術品の展示ではなく、奈良・平安時代の日中交流の実像が把握できるよう工夫した。 なお、唐代の文物のほかに秦代の兵馬俑3体も特別出品した。
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おかげまいり
- 種類
- 風土に生きる 企画展
- 開催
- 1989/1/28(土)ー2/26(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
おかげまいりとは、江戸時代にくり返し発生した伊勢神宮への群集参拝のことである。伊勢神宮への庶民信仰は、御師の活動や「伊勢講」などを通してうかがえ、それらは おかげまいり発生の基盤ともなった。 伊勢神宮と庶民との関わりを前提として、本展は全国的で最大規模の文政13年(1830)のおかげまいりを中心にその実態を明らかにしようとした。とくに県内に残る関係資料を網羅、展示した。
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第7回収蔵資料展
- 種類
- 風土に生きる 企画展
- 開催
- 1988/12/10(土)ー1989/1/16(月)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
この収蔵資料展では、12世紀後半の魚住焼甕(完形)1口、七十一番職人尽絵3巻、狩野永雪白信筆赤松円心像1幅をはじめとする、昭和63年度新収蔵資料の中の優品を、考古、歴史、民俗、美術、城郭の各分野ごとに展示公開した。
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兵庫の名宝
- 種類
- 特別展
- 開催
- 1988/10/8(土)ー11/27(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、神戸新聞社
この特別展は本館のこれまでの活動の成果を活かし、神戸新聞社と共に開催したものである。その内容は、彫刻・絵画・工芸・書跡・古文書等、国および県の指定文化財を中心に、各時代・各分野において兵庫県を代表する名宝を一堂に集めた。
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近世の屏風絵
- 種類
- 風土に生きる 企画展
- 開催
- 1988/9/14(木)ー10/1(土)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
屏風は、本来調度の一つで、中国から伝来したもので、山水・人物・花鳥・走獣等、さまざまの絵が描かれ、襖絵とともに、日本で独特の展開をした大画面絵画である。 この展覧会では、桃山時代から江戸時代の屏風13点を展示した。
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テーマは”遊”
- 種類
- 特別展
- 開催
- 1988/7/16(土)ー9/4(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
本展では、遊ぶという行為を高度な文化事象として再認識するとともに、その意味を探り、また創意工夫と協調、自己開発の重要さの理解をめざす。 なお、本展の目的は、「遊びとは、何か?」と思索し、また実践することにある。そのためには、観覧者が自然かつ自発的に遊びの中に溶け込み、その結果発見あるいは獲得するであろう「何か」が隠されている展示であると感知できるように構成する必要がある。即ち、「暗号展示」と言い表すのがふさわしいような構成手法を、試みに採用する。
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ほとけ・かみ・ひと-三田の文化財-
- 種類
- 特別展
- 開催
- 1988/4/16(土)ー6/5(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
三田市は兵庫県の東部に位置し、その発展は、三田藩三万六千石の城下町を歴史的核としている。1980年代以降はニュータウンの整備、近畿自動車道舞鶴線の開通などいちじるしい変容をみせている。当館では1987年度に三田市域の社寺等に伝わる文化財の調査を実施した。 特別展のテーマである「ほとけ・かみ・ひと」は、今に伝わる文化遺産と人々とのかかわりを、総合調査の成果を踏まえて企画したものである。
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古三田焼名品展
- 種類
- 風土に生きる 企画展
- 開催
- 1988/4/16(土)ー6/26(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
兵庫県で江戸時代に焼かれた磁器は、三田焼、王地山焼、東山焼、出石焼などが知られている。三田焼は京焼の陶工欽古堂亀祐の指導を受けている。とりわけ、青磁が有名で、中国青磁との識別が困難なほど精錬された技術と発色によって江戸時代後期に最盛期を迎えている。 本展は、三田市に残る優品を展示し、三田焼の成立期を探るものである。
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第6回収蔵資料展
- 種類
- 風土に生きる 企画展
- 開催
- 1988/1/16(土)ー3/27(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
今回の収蔵資料展では、武州豊嶋郡江戸庄図・紺糸素懸桶側胴具足・足利義詮御判御教書・生野義挙始末記など、新たに加えられた収蔵資料の中から出展し、また、会期に合わせて、正月の玩具(民俗分野)に紹介した。 とくに、仏涅槃図は、宝台を釈迦の足下から眺めた構図をとり、会衆の多くが唐風に描かれていることから、平安時代仏涅槃図の特色を残し、制作時期も鎌倉時代中期を降りらない優品である。
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姫路城とその時代-官兵衛・秀吉・輝政-
- 種類
- 特別展
- 開催
- 1987/10/10(土・祝)ー11/29(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館、神戸新聞社
本展では、姫路城の歴史を、黒田官兵衛・羽柴秀吉・池田輝政といった三人の姫路城主の事蹟を追いながら紹介し、日本史の大きな流れの中で、姫路城を核とした兵庫県域が、どのように近世という新しい時代を迎えていったのかを、城郭史とともに位置づけた。
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出石の文化財
- 種類
- 風土に生きる 企画展
- 開催
- 1987/10/3(土)ー2/6(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
出石郡は但馬国の東端に位置する。郡内には但馬一宮(出石神社)があり、中世には山名氏が国内支配の拠点を置いた。江戸時代の出石藩は但馬最大の藩であった。このように、出石郡は近世まで但馬の中心的位置を占めていた地域である。 当館では、昭和61年度の総合調査として出石郡の出石・但東両町の調査を実施した。本展はその成果をもとに企画したものである。
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瑠璃寺
- 種類
- 風土に生きる 企画展
- 開催
- 1987/8/1(土)ー9/15(火)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
佐用郡南光町にある真言宗の古刹・船越山瑠璃寺は神亀5年(728)行基により開創されたと伝えられている。同寺の文化財については重要文化財「絹本著色不動明王二童子像」が著名であったが、昭和61年に当館が行った調査により多くの文化財が確認され、その成果をもとにこの展覧会を行った。
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おばけ・妖怪・幽霊
- 種類
- 特別展
- 開催
- 1987/7/11(土)ー8/30(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
本展は、おばけ、妖怪、幽霊など、中世の絵巻物以来、さまざまな姿に表現されてきた正体不明のものたちをとりあげ、人間社会とのかかわりを示した。