これまでの展覧会
たくさんの歴史に纏わる展覧会を行ってきました。
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鳥羽正雄と城郭の世界
- 種類
- 風土に生きる 企画展
- 開催
- 1991/2/9(土)ー3/24(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
鳥羽正雄博士(明治32~昭和54)は、古代から近現代に至る様々な城郭を歴史の流れに沿って集大成し、その変遷と分類、および体系的な研究方法について言及した人物であり、その先駆的な業績は今日でも高く評価されている。城郭を「人間の安泰を希う心の表現」と捉えた鳥羽博士は、城郭に広い意味をもたせ、将来の研究に向けての無限の可能性を示した。 本展では、当館に寄贈されることになった鳥羽博士旧蔵の城郭関係資料を紹介し、歴史を象徴する城郭を通して、広義の「文化」を考える機会とした。
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山口コレクション-古出石焼展-
- 種類
- 風土に生きる 企画展
- 開催
- 1990/7/14(土)ー9/24(月)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
出石焼は、18世紀の終りころから出石(兵庫県出石郡出石町)で生産された日用雑器である。城下周辺に窯がおかれ、当初は陶器であったが、やがて伊万里の影響をうけた染付の磁器がつくられるようになった。その後明治に入って白磁が生産されるようになり、現在に至っている。この転換以前の出石焼を古出石焼とよぶ。 豊岡市在住の山口久喜氏は、長年古出石焼の研究と収集に努めてこられた方である。同氏のコレクションは、製品が各地に散逸した現在、古出石焼を知るうえで極めて貴重なものとなっている。 平成2年、当館は、山口氏のご厚意により1,350点に及ぶ古出石焼の寄贈を受けることができた。本展は、山口コレクションを広く紹介するために企画されたものである。
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淡路岩屋浜の今昔
- 種類
- 風土に生きる 企画展
- 開催
- 1990/5/19(土)ー7/1(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
本展は淡路岩屋浜に焦点をあて、故島田喜十郎(号暉山)画伯が明治30~40年代に岩屋浜の景観を描いた写生帳と自ら撮影した写真を展示した。あわせて現況写真を展示し、景観・くらしの変化、すでに失われた民俗などをかえりみる機会とした。
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ひめかわ(姫路革)の伝統美-意匠と技法-
- 種類
- 風土に生きる 企画展
- 開催
- 1990/3/17(土)ー5/6(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
姫路(白なめし)革とその細工物は、古くから姫路の特産品として有名で、植物油脂なめしを特徴とする独自の製革法は、一千年余の歴史を持つとされる。今日こうした伝統的製法が確認される例は極めて少ない。 姫路革を素材につくられる革細工は、はじめ武具から次第に実用的な小物類へと利用され、江戸時代には文庫や煙草入れが暮らしを彩った。 この展覧会は、兵庫県の風土にながく息づいてきた貴重な生活文化としての姫路革をとらえ、その有形・無形の伝統美をひろく紹介した。
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猪名川町の文化財
- 種類
- 風土に生きる 企画展
- 開催
- 1990/1/27(土)ー3/4(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
猪名川町は大阪府と接する兵庫県の東端にあり、町を縦断して猪名川が南流する山間に位置している。当館では昭和62年度に北摂の総合調査の一環として同町の調査を行い、文化財の把握につとめた。 同展では、新たに確認された仏教美術をはじめ、すでに知られている木喰仏や太閤検地帳などの歴史資料を展示した。
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第8回収蔵資料展
- 種類
- 風土に生きる 企画展
- 開催
- 1989/8/15(火)ー10/8(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
本展は、平成という新しい時代の出発にあたって、昭和という時代の足跡を確認し、歴史の検証を試みることで、次世代の未来の展望となるよう企画されたものである。そして、姫路地方の近代の歩みを伝える諸資料や古写真を、文化・生活史の観点から用意し、明治・大正・昭和と続く一世紀あまりの時の流れを、過去の出来事と区切らずに、現代へ通じる過程の中で、身近にとらえて行くことに主眼を置いた。なお、『武文彦自叙画伝』の展示により、大きな歴史を自分史において認識する事例を紹介し、新しい歴史研究の提案も行った。
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おかげまいり
- 種類
- 風土に生きる 企画展
- 開催
- 1989/1/28(土)ー2/26(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
おかげまいりとは、江戸時代にくり返し発生した伊勢神宮への群集参拝のことである。伊勢神宮への庶民信仰は、御師の活動や「伊勢講」などを通してうかがえ、それらは おかげまいり発生の基盤ともなった。 伊勢神宮と庶民との関わりを前提として、本展は全国的で最大規模の文政13年(1830)のおかげまいりを中心にその実態を明らかにしようとした。とくに県内に残る関係資料を網羅、展示した。
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第7回収蔵資料展
- 種類
- 風土に生きる 企画展
- 開催
- 1988/12/10(土)ー1989/1/16(月)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
この収蔵資料展では、12世紀後半の魚住焼甕(完形)1口、七十一番職人尽絵3巻、狩野永雪白信筆赤松円心像1幅をはじめとする、昭和63年度新収蔵資料の中の優品を、考古、歴史、民俗、美術、城郭の各分野ごとに展示公開した。
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近世の屏風絵
- 種類
- 風土に生きる 企画展
- 開催
- 1988/9/14(木)ー10/1(土)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
屏風は、本来調度の一つで、中国から伝来したもので、山水・人物・花鳥・走獣等、さまざまの絵が描かれ、襖絵とともに、日本で独特の展開をした大画面絵画である。 この展覧会では、桃山時代から江戸時代の屏風13点を展示した。
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古三田焼名品展
- 種類
- 風土に生きる 企画展
- 開催
- 1988/4/16(土)ー6/26(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
兵庫県で江戸時代に焼かれた磁器は、三田焼、王地山焼、東山焼、出石焼などが知られている。三田焼は京焼の陶工欽古堂亀祐の指導を受けている。とりわけ、青磁が有名で、中国青磁との識別が困難なほど精錬された技術と発色によって江戸時代後期に最盛期を迎えている。 本展は、三田市に残る優品を展示し、三田焼の成立期を探るものである。
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第6回収蔵資料展
- 種類
- 風土に生きる 企画展
- 開催
- 1988/1/16(土)ー3/27(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
今回の収蔵資料展では、武州豊嶋郡江戸庄図・紺糸素懸桶側胴具足・足利義詮御判御教書・生野義挙始末記など、新たに加えられた収蔵資料の中から出展し、また、会期に合わせて、正月の玩具(民俗分野)に紹介した。 とくに、仏涅槃図は、宝台を釈迦の足下から眺めた構図をとり、会衆の多くが唐風に描かれていることから、平安時代仏涅槃図の特色を残し、制作時期も鎌倉時代中期を降りらない優品である。
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出石の文化財
- 種類
- 風土に生きる 企画展
- 開催
- 1987/10/3(土)ー2/6(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
出石郡は但馬国の東端に位置する。郡内には但馬一宮(出石神社)があり、中世には山名氏が国内支配の拠点を置いた。江戸時代の出石藩は但馬最大の藩であった。このように、出石郡は近世まで但馬の中心的位置を占めていた地域である。 当館では、昭和61年度の総合調査として出石郡の出石・但東両町の調査を実施した。本展はその成果をもとに企画したものである。