「播磨国風土記」研究班の今年度1回目と2回目の研究会を、6/16(館内にて)と、9/2(南あわじ市福良地区公民館にて)に開催した。

1回目の研究会では、今年度も、「播磨国風土記」の調査研究とともに、淡路島日本遺産委員会と共同して淡路地域史研究をすすめ、さらに島根県古代文化センターとの連携を強化することが確認された。
この一環として、古市晃客員研究員が、「仲野安雄関連文書調査について」と題する報告をおこなった(14名参加)。

2回目の研究会は、歴史研究室・淡路島日本遺産委員会・島根県古代文化センターの3者による初の合同研究会としても開かれた(16名参加)。
南あわじ市教育委員会の的崎薫氏が、「木戸原遺跡・雨流遺跡」と題する報告を、島根県教育庁文化財課の池淵俊一氏が、「淤宇宿祢・野見宿祢伝承と倭王権」という報告をおこなった。
2報告の学術報告の討議をおこなうとともに、これらの成果を、来年2/2(土)、「淡路島の海人と地域間交流 ~5世紀の倭王権・播磨・出雲~」というシンポジウムで発表することが承認された。
シンポジウムの開催会場は南あわじ市の福良地区公民館講堂。
詳細は11月末頃に公表予定。

(文責・坂江渉)