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ひょうご歴史研究室 室長あいさつ

大規模改修工事下のひょうご歴史研究室

10月に入り、兵庫県立歴史博物館の大規模改修工事が始まりました。日常的な執務は行っておりますが、展示室はもちろん会議室なども使用不能ということで、ひょうご歴史研究室の研究会は、県立考古博物館に場所を移して開催しております。和田館長はじめ県立考古博物館にはご理解を頂き、お蔭でオンラインと対面のハイブリッド形式の会議を進めることができております。

最近のトピックは、なんと言っても『播磨国風土記』研究班が中心となって『「播磨国風土記」の古代史』を神戸新聞総合出版センターから発刊されたことです。平成27年度の設置以降、ひょうご歴史研究室では博物館主催の「歴史文化フォーラム」や「地域講演会」での講演、淡路三市ならびに淡路県民局と共同した日本遺産関連のシンポジウム、研究室紀要の発行など、多方面での成果発表を行ってきましたが、市民向けの一般書として発信されるのは初めてです。研究室7年目にして、こういう形で県民に成果を還元できたことを嬉しく思います。

県民のふるさと意識の醸成に寄与することを願っています。

もう一つのトピックとして、令和2年度より「鳴門の渦潮」世界遺産登録推進協議会の下で、淡路島の文化財調査を進めていますが、その成果の第一弾として『淡路島総合文化財調査報告書』が完成しました。これは20年前に博物館が、島内の神社仏閣等の協力を得て調査を実施したもので、調査カードとして残されていたものを入力・整理したものです。淡路三市と兵庫県の文化財行政に資するとともに、当研究室で進める「鳴門の渦潮」調査研究プロジェクトにとっても大きな資源となるものです。

今後の展開に、ご期待いただきたいと思います。

藪田 貫(やぶた ゆたか)室長の写真

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