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名所めぐり斑鳩寺はんきゅうじ
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斑鳩寺は天台宗の寺院で「鵤(いかるが)の太子さん」の俗称で知られる。寺伝には、聖徳太子が大和の仏教文化を移植して草創したとある。初めは鵤荘の政所として創建されたが、鎌倉時代の太子信仰に支えられ寺観を整えたと思われる。そのため、太子堂(現在は聖徳殿と呼ぶ)には「植髪(うえがみ)の太子」の伝承をもつ聖徳太子像が安置され、朝夕に給仕されている。1565(永禄8)年に再建されたといわれる本瓦葺の三重塔は、国の重要文化財で寺のシンボルとなっている。2月22、23日の春祭りは「お太子さん」の名で親しまれ、農機具と植木の市が立つことでも有名である。
地元では、この祭を過ぎると寒さが緩みはじめ、西播磨地方に春が来ると言われている。
所在地 : 揖保郡太子町鵤709
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