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土生港から沼島を望む
沼島近景
淡路国名所図絵

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沼島は淡路島の南方に浮かぶ、勾玉のような形をした島である。大部分は山地で、西部と中央部にあるわずかな平坦地には人家が密集し、ほとんどの人が漁業に従事している。島の周りは瀬戸内海国立公園の一部で、上立神(かみたてがみ)などの奇巌奇石や岩礁が多い。南岸には越冬のためにウミウ(県指定文化財)が飛来する。古代には海人族(あまぞく)の住んだ島で、「国生み神話」に出てくるオノゴロ島は沼島だという説がある。海人族の中には律令政治の衰退につれ海賊化するものもおり、紀貫之は土佐日記の中に、935(承平5)年1月30日に海賊の来襲におびえながら沼島沖を通過する記述を残している。
現在、沼島の対岸にある土生(はぶ)の地は港湾施設が整い近代的な港となっている。そのためかつての砂浜も消えているが、そこから見える沼島の姿は大きく変わることなく昔の姿を留めている。

所在地 : 南あわじ市沼島

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