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地蔵菩薩懸仏じぞうぼさつかけぼとけ

地蔵菩薩懸仏
平安時代 1面 金銅製 径30.2cm

地蔵菩薩は六道(ろくどう)の衆生(しゅじょう)を救済する仏さまで、とりわけ地獄の救い主としての性格を持っています。一般には、右手に錫杖(しゃくじょう)を持ち、左手に宝珠(ほうじゅ)をのせた、若い比丘(びく)の姿をとります。
この金銅製の懸仏は、金鍍金(ときん)した半肉彫(にくぼり)の地蔵菩薩の坐像を、銀鍍金した鏡板に鋲(びょう)留めしたもので、御正体(みしょうたい)として神社の社殿に掛けられていたと推測されます。右手を施無畏(せむい)印とするのは古様な表現で、火炎光背(こうはい)を負うのは密教の影響と考えられます。
ストーリーでも、この懸仏のように優しいほほえみの地蔵菩薩をイメージしました。

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