■『播磨国風土記』の揖保郡条を中心とする神話、伝承の内容を深める目的で、以下の
  2回の現地調査を実施した。

▼第4回現地調査:7月22日 金曜日
姫路市教育委員会文化財課の協力を得て、大津茂川流域の風土記関の遺跡、史跡等を訪問した。
姫路市林田町の上伊勢古墳群、「伴善男の墓」伝承地、「アフコ田」比定地、「上筥岡」比定地などを踏査し、それぞれの地形環境についての知見を得た。
参加者は、風土記研究班メンバー5名、研究コーディネーターと歴史研究推進員の2名、合わせて7名だった。

上伊勢古墳群前(林田町)

▼第5回現地調査:8月27日 土曜日
揖保川下流域の風土記遺称地、魚吹八幡宮・揖保石見神社などのほか、中世禅宗寺院の故地と考えられる寺、守護代館跡の比定地、余子浜(姫路市網干区)等を踏査した。
赤松氏と山城研究班との合同調査の形でおこない、参加者は風土記研究班メンバー1名、研究コーディネーターと歴史研究推進員の2名、合わせて3名であった。

余子浜付近(姫路市網干区)

(以上文責・坂江渉)