研究員のブログ
2016年4月14日
播磨国風土記研究班の現地調査記録
(1) 期 間
平成28年4月14日 木曜日
(2) 参加者
研究コーディネーター1名
(3) 目的と調査概略
『播磨国風土記』揖保郡小宅里、麻打山、広山里条等の神話・伝承の
内容理解を深めるため、各比定地の現地フィールド調査と関連資料の
収集をおこなった。
(4) 調査概要
□調査行程
JR姫新線本竜野駅を起点にして、小宅神社(たつの市龍野町宮脇)
~赤井堰取水
口(同市誉田町誉)~太子の御手洗いの井戸(同町内山)~式内社阿宗
神社(同町広山)~公夏神社(同町広山)~浄心寺(同町広山)~中世
山陽道「筑紫大道」跡(同町広山)~太子町歴史資料館などを巡見した。
□関連する地域を徒歩によって調査したため、それぞれの地形環境や
水かかり、立地条件、旧道(筑紫大道)と寺院・神社の位置関係等を
確認することができた。
□小宅神社については、もともとは「八幡宮」と呼ばれていたこと、内山の
鎮守神「建速神社」が、地元では「荒神」と言われていることを聞き取り
調査等により確認できた。
□太子町歴史資料館で、太子町域の古図等を載せる資料を入手した。
(文責・坂江渉)