赤松氏と山城研究班の本年度第3回研究会を、平成30年3月11日(日)午前、当館会議室で開催した。
出席者は14名だった。

研究会では、田村正孝客員研究員(大手前大学)が、「播磨国一宮伊和社・赤松五社宮と守護赤松氏」と題する報告をおこない、伊和社の一国規模での位置づけや古代からの継承関係、伊和社と惣社との関係、「当国五社宮」の史料解釈などについて議論された。
また報告を通じて、神祇祭祀と仏教寺院などを含めた、中世播磨の一国内の宗教的秩序を解明することの重要性が明らかになった。
またこの日午後、大谷輝彦共同研究員(姫路市教育委員会)の案内のもと、姫路市夢前町の置塩城と周辺遺跡の現地調査をおこなった。

(文責・坂江渉)