赤松氏と山城研究班の今年度第1回目の研究会が、平成29年6月24日(日)の午前中、館内会議室で開催された。
大村拓生歴史研究推進員が、「中世後期の千種川水運と禅宗寺院」と題する報告をおこない、島田拓共同研究員が、 現在実施中の「赤松居館跡」発掘調査の現状を紹介した。
大村報告については、他国のケースと比較した、播磨守護家と禅宗寺院との結びつきの類型的特質や、 千種川流域の材木流通の特質解明などをめぐり、考古学と文献史の立場から活発な議論がおこなわれた。
島田報告に対しては、今後の発掘調査の進め方について、さまざまな意見が寄せられた。
出席者は14名。

(文責・坂江渉)