概要

ひょうご歴史研究室は、平成27年(2015)4月、県民の郷土に対する愛着を深め、「ふるさと意識」に根ざしたひょうご文化の発展・継承をめざし、兵庫県立歴史博物館内に開設されました。県内の歴史系博物館、資料館、自治体、大学、民間団体の関係者と協力して、ひょうごの地域史研究と、その成果の普及・活用にあたっています。

室長(藪田貫館長が兼務)のもと、共同研究にあたる館内外の研究者30名以上を、「客員研究員」「共同研究員」などに任命し、室内には非常勤の研究員2名(研究コーディネーターと歴史研究推進員)と事務職員1名を配置し、現在、①『播磨国風土記』、②赤松氏と山城、③たたら製鉄、という3つのテーマ研究をすすめています。また令和2年度からは、「鳴門海峡の渦潮」調査研究プロジェクトに着手しています。

3つの研究班では、『ひょうご歴史研究室紀要』の刊行や講演会・フォーラム等を開催するなど、班ごとに蓄積した研究成果を県民向けに普及する事業に取り組んでいます。

研究組織

『播磨国風土記』研究班

『播磨国風土記』の基礎的調査をすすめるとともに、淡路島日本遺産委員会と連携した淡路地域史研究、島根県古代文化センターと連携した『風土記』の比較研究などをおこなっています。現在の構成メンバーは10名です(文献史3、考古学6、仏像史1)。

赤松氏と山城研究班

中世の赤松氏と山城について、文献史学と考古学の双方から共同研究しています。現在の構成メンバーは12名です(文献史5、考古学7)。令和3年度は、「たつの市と連携して、城山城の構造について古代・中世の両側面から調査研究するとともに、前期赤松氏の動向について幅広く資料収集・分析をはかる」という研究方針を立てています。

たたら製鉄研究班

近世播磨のたたら製鉄について、宍粟市を主な調査フィールドとして、文献史学と考古学の両面から基礎的研究を試みています。平成30年度以降は、製鉄遺構がたくさん見つかっている島根県や岡山県の関係者とも共同研究しています。令和3年度は、「宍粟市と共同して、考古部門と文献調査部門の基礎的研究をすすめる」という研究方針を立てています。現在の構成メンバーは10名です(文献史5、考古学5)。