特別展 驚異と怪異-モンスターたちは告げる- 開催期間: 2020年06月23日(火) 〜 2020年08月16日(日)

会期の変更について

変更後 令和2年(2020)6月23日(火)~8月16日(日)
(変更前 令和2年(2020)4月25日(土)~6月14日(日))
・新型コロナウイルスが再度感染拡大した際には、会期が再び変更になることがあります。
・特別展の概要は、当館ホームページでご覧いただけます。
・展示室内の混雑を緩和するため、入場制限を行う場合があります。
・オンラインチケットを販売し、事前に予約してご来館いただきます。
 (当館ホームページから所定のWebページにアクセスしてチケットを購入いただけるようになります。)
・館内でもチケットを購入いただけますが、入場制限により長時間お待ちいただく場合があります。
・すでにお持ちの前売券や招待券もそのままご利用いただけます。

※ 7月11日(土)から8月30日(日)まで開催を予定していました特別企画展「唱歌!西洋音楽がやって来た ―明治の音楽と社会―」については、今年度の開催を見合わせます。

人魚 ライデン国立民族学博物館蔵
Collection Nationaal Museum van Wereldculturen. Coll. no. RV-360-10410

展覧会概要

ヨーロッパや中東においては、犬頭人、一角獣といった不可思議ではあるが実在するかもしれない「驚異」は、神の偉大な力を示すものととらえられ、自然に関する知識の一部として伝えられた。また、東アジアにおいては、流星や異形の生き物の誕生など、通常とは異なる現象は、天や神仏からの警告である「怪異」としてとらえられ、歴史書のなかに記録された。
本展では、国立民族学博物館所蔵の民族資料を中心に、人魚、竜、怪鳥、一角獣など、さまざまな世界の想像上の生き物について紹介するとともに、警告・凶兆(モンストルム)を語源とする怪物(モンスター)の文化史的な意味について考えてみたい。

開催期間 令和2年(2020)6月23日(火)~8月16日(日)〔48日間〕
開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 月曜日
※8月10日(月・祝)は開館、8月11日(火)は休館
会場 兵庫県立歴史博物館 ギャラリー他
電話 079-288-9011  FAX:079-288-9013
主催 兵庫県立歴史博物館、神戸新聞社、国立民族学博物館、千里文化財団
後援 兵庫県、兵庫県教育委員会
NHK神戸放送局、サンテレビジョン、ラジオ関西
協力 山陽電気鉄道株式会社、神姫バス株式会社
特別協力 ライデン国立民族学博物館

観覧料金

大人1000円
大学生700円
70歳以上500円
障がい者250円 ※障がい者1人につき介護者1人は無料です。
高校生以下無料

図録情報

  • A4版32ページ(オールカラー)
  • 図録の郵送販売はこちら

展示構成と主な出品資料

展示構成

  第Ⅰ部 想像界の生物相
   1 水
   2 天
   3 地
   4 驚異の部屋の奥へ

  第Ⅱ部 想像界の変相
   1 見る
   2 知る
   3 創る

主な展示資料

  人魚のミイラ(ライデン国立民族学博物館蔵)
  肥後国海中の怪(アマビエの図)(京都大学附属図書館蔵) ※姫路展のみの出品
  アルドロヴァンディ著『怪物誌』(国立民族学博物館蔵)
  カズウィーニー著『被造物の驚異』(国立民族学博物館蔵)
  イッカククジラの牙(国立民族学博物館蔵)
  河童の頭(明石市立文化博物館蔵)
  淡路人形 九尾の狐(兵庫県立歴史博物館蔵)
  件の剥製(個人蔵) ※姫路展のみの出品
  無支祈図(個人蔵) ※姫路展のみの出品、孫悟空のモデルとなった怪物「無支祈」を描いた絵、初公開
  ドラゴン骨格標本(江本創氏制作)
  「異類の行進」(五十嵐大介氏画)
  リヴァイアサン模型(スクウェアエニックス蔵)

肥後国海中の怪
(アマビエの図)
(京都大学附属図書館蔵)
『怪物誌』
国立民族学博物館蔵
撮影・大道雪代
ろくろ首
ライデン国立民族学博物館蔵 Collection Nationaal Museum van Wereldculturen. Coll. no. RV-360-4740
件(くだん)の剥製
個人蔵
淡路人形 九尾の狐
兵庫県立歴史博物館蔵
無支祈図(むしきず)
個人蔵
ジェニー・ハニヴァー
個人蔵 大道雪代撮影
虎仮面(タイガー・マスク) 国立民族学博物館蔵

関連事業

館長対談「驚異と怪異の世界」 <中止>

ゲスト山中由里子氏(国立民族学博物館)
榎村寛之氏(三重県立斎宮歴史博物館)
日時5月10日(日) 午後2時~3時30分
会場当館地階ホール(無料、申込不要)
定員100名(先着順)

ヨーロッパ・中東の「驚異」と東アジアの「怪異」について、当館の藪田貫館長がそれぞれの専門家と語り合います。

特別展講演会「怪談を蒐集する」 <中止>

講師木原浩勝氏(作家・怪談蒐集家)
日時5月17日(日) 午後2時~3時30分
会場当館地階ホール(無料、申込不要)
定員100名(先着順)

スタジオジブリのスタッフとして「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」などを手がけたのち、怪談蒐集家に転身して『新耳袋』などの実話怪談を数多く著した木原浩勝氏が、怪談蒐集の中で出会ったさまざまなエピソードについて語ります。

れきはくアカデミー「怪異から妖怪へ」 <中止>

講師香川雅信(当館学芸課長)
日時5月24日(日) 午後2時~3時30分
会場当館地階ホール(無料、申込不要)
定員100名(先着順)

怪火や怪音といった「怪異」は、かつては凶兆として恐れられていました。
しかし江戸時代になるとそれらに名前がつけられ、「妖怪」として一種のキャラクターと化していきます。
その背景にはどのような社会の変化があったのか、考えてみたいと思います。

展覧会ガイド <中止>

日時4月26日(日)・5月10日(日)・5月24日(日)
いずれも午前11時から

チラシダウンロード

下記のボタンよりPDFがご覧いただけます。