企画展 「ひょうご温泉まちめぐり」 開催期間: 2026年01月24日(土) 〜 2026年03月15日(日)

報道関係の方へ
本展に関して、新聞、広報誌、テレビ等にて掲載・放送するにあたり、下記の「記者発表資料」をご覧いただき、「資料請求書」の提出をお願いいたします。
(※下部に記者発表資料(PDF)と資料請求書(Word)のデータを添付します。)

古来より多くの温泉に恵まれた兵庫。

信仰と結びつきながら見いだされた温泉は、やがて療養の場から名所、観光地へと変わっていきました。そして、人々が温泉に求めるものを反映して、温泉をとりまく“まち”もその姿を変化させていきます。本展では、温泉を中心に発展してきた4つの“温泉まち”を取り上げます。

霊場として信仰を集めた温泉寺を中心に、天下人の庇護を得ながら発展した有馬。信仰にもとづく独特の入浴作法と外湯めぐりで人気を博した城崎。風情のある旅館が立ち並ぶ「旧温泉」と家族で楽しむモダンな「新温泉」が対照的な宝塚。高温の「荒湯」を利用した湯がき文化や、テレビドラマの舞台となったことでも知られる湯村。

それぞれのまちの歴史を交えながら、地域の特性を活かして育まれた豊かな温泉文化を紹介します。

展覧会のみどころ

天下人・豊臣秀吉と有馬温泉のかかわりを示す資料を展示!

「大河ドラマ」の主人公のひとり、豊臣秀吉と有馬温泉に関わる資料を展示します。天下人・豊臣秀吉も好んだ有馬温泉の歴史に触れてみませんか?

知られざる県内各地の温泉地の歴史文化を。

みなさん、温泉は入って楽しむものだと思っていませんか?じつは、温泉は時代の移り変わりとともに、信仰や観光などさまざまな文化と交わりながら発展していきました。

今回は、摂津・但馬地域を中心に、温泉地の歴史をたどります。各地の温泉文化を知ることで、より温泉めぐりの楽しみが増えるかも!?

古写真・絵はがきから温泉地のいま・むかしをたどります。

古写真・絵はがきを通じて、温泉地の変遷をたどることができます。現在は失われてしまった風景にもたくさん出会えます!

※ 出品件数:合計約220件(予定)

開催概要

会期令和8年(2026)1月24日(土)~3月15日(日) 44日間
開館時間10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日月曜日
※ただし、2月23日(月・祝)は開館、24日(火)は休館
会場兵庫県立歴史博物館 特別展示室
〒670-0012 兵庫県姫路市本町68
電話:079-288-9011  FAX:079-288-9013
主催兵庫県立歴史博物館 神戸新聞社
後援兵庫県、兵庫県教育委員会 神戸市、神戸市教育委員会、新温泉町、新温泉町教育委員会、宝塚市、宝塚市教育委員会、 豊岡市、豊岡市教育委員会、姫路市教育委員会、一般社団法人有馬温泉観光協会、一般社団法人城崎温泉観光協会、城崎温泉旅館協同組合、宝塚温泉旅館組合、宝塚市国際観光協会 NHK神戸放送局 サンテレビジョン ラジオ関西
広報協力山陽電気鉄道株式会社、神姫バス株式会社
特別協力新温泉町おんせん天国室
協賛公益財団法人日本教育公務員弘済会兵庫支部
大人700円(550円)
大学生550円(400円)
70歳以上350円(250円)
障がい者150円(100円)
高校生以下無料(無料)
備考※(  )内は20人以上の団体料金
※障がい者1人につき、介護者1人は無料

展覧会の構成とおもな展示資料

第1章 天下人も愛した湯のまち~有馬温泉~

霊場として信仰を集めた温泉寺を中心に、天下人の庇護を得ながら発展し、江戸時代以降は大名から庶民までつどう湯治の場となった有馬温泉を紹介します。

織田信長禁制 摂州湯山宛
天正8年(1580)3月 大阪城天守閣蔵
湯山遺跡出土資料 神戸市立埋蔵文化財センター蔵
豊臣秀吉朱印状 浅野弾正少弼宛 (天正18年〔1590〕) 10月7日付 大阪城天守閣蔵
有馬温泉寺縁起(部分) 江戸時代
兵庫県立歴史博物館蔵

第2章 外湯めぐりのまち~城崎温泉~

円山川の支流・大谿川沿いに旅館が立ち並ぶ城崎温泉。由緒の異なる6つの外湯を中心に、薬師信仰や独特の入浴作法、旅館・芸妓文化を紹介します。

海北友竹「温泉寺縁起図」(部分) 江戸時代
豊岡市 温泉寺蔵 ※豊岡市指定文化財
薬師如来坐像 平安時代前期~中期
豊岡市 温泉寺蔵
城崎真景図巻(部分) 江戸時代 兵庫県立歴史博物館蔵
山城屋旅館チラシ 近代 兵庫県立歴史博物館蔵

第3章 観劇と遊興のまち~宝塚温泉~

地元の人々に利用されていた鉱泉が飲料用の炭酸として見いだされたことをきっかけのひとつとして、温泉地・観光地として発展した宝塚温泉を紹介します。

タカラサイダー手拭い 近代 宝塚市立中央図書館蔵
WILKINSON TANSAN LEMONADE 瓶
大正3年(1914)以降
兵庫県立歴史博物館蔵
企画展「ひょうご温泉まちめぐり」
宝塚旧温泉露台ビヤホール開設ちらし
昭和
宝塚市立中央図書館蔵
宝塚繁昌双六 昭和11年(1936) 兵庫県立歴史博物館蔵

第4章 湯けむりただよう夢千代のまち~湯村温泉~

高温で豊富な湯量を誇り、現在では温泉を全戸に配湯している湯村温泉。「荒湯」を利用した湯がき文化など日常生活にとけこみながら受け継がれてきた温泉文化とともに、テレビドラマ「夢千代日記」の舞台となったまちの芸妓文化を紹介します。

企画展「ひょうご温泉まちめぐり」
但馬国分寺跡出土木簡 奈良時代 豊岡市立歴史博物館蔵
立脇泰山「湯村温泉図」
近代 個人蔵
慈覚大師坐像 江戸時代 新温泉町 正福寺蔵
企画展「ひょうご温泉まちめぐり」
芸妓かつら 昭和 新温泉町蔵