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名所めぐり 箱木千年家はこぎせんねんや
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箱木千年家は藁葺(わらぶき)の民家で国の重要文化財に指定されている。箱木家は藤原鎌足(かまたり)の末裔(まつえい)と言われる。平安初期の806(大同元)年に新築上棟したという記録が残っているため1000年経過しているとされ、江戸時代には「千年家」と呼ばれるようになった。しかし、そこから江戸期にも際立って古い建築だったことは分かるが、実際は平安時代のものではないことは建築様式から明らかであり、最古の民家である「母屋」は14世紀頃に建てられたようである。江戸中期『摂陽奇観(せつようきかん)』や『摂津名所図会』で紹介されたため有名になった。元は山田川流域の舌状台地にあったが、呑吐ダム建設に伴い現在の場に移築された。
所在地 : 神戸市北区山田町衝原
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