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名所めぐり須磨の浦すまのうら
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須磨の浦とは明石海峡の東口にあたる海岸線一帯を指し、白砂青松の景勝地として名高い。古来より『枕草子』『万葉集』『古今和歌集』などで多くの歌に詠まれている。在原行平が須磨に流されたあとの恋物語や、それを題材としたと思われる『源氏物語』12帖「須磨」など、数々の恋愛劇の舞台となった。江戸時代の須磨は、風光明媚な土地柄に加えて古代以来の名所旧跡が多いことから、観光地となっていたようである。西須磨村には一ノ谷、敦盛塚、関屋之跡、松風村雨堂、須磨寺、行平古跡、安徳帝内裏跡などがある。他に『源氏物語』の光源氏の屋敷も建てられていたが、これは明らかに観光目的の建造物だと思われる。
所在地 : 神戸市須磨区須磨浦通
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