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名所めぐり真光寺しんこうじ
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真光寺は時宗の寺で、藤沢清浄光寺(しょうじょうこうじ)の末寺である。山号は西月山である。1289(正応2)年、時宗の開祖一遍上人はこの寺の観音堂で生涯を閉じた。敬慕する教信の故地である教信寺(加古川市)で臨終を迎えたいと願い、向かう途中であったという。弟子の他阿(たあ)上人真教が寺を建立、伏見天皇の勅願により真光寺と号した。寺の一遍廟所(びょうしょ)にある石造五輪塔(県指定文化財)は南北朝時代のものとされる。一遍の生涯からその弟子が別時念仏を行うまでを描いた、鎌倉時代の『紙本著色遊行縁起〈詞行顕筆/〉』10巻』(国指定文化財・重文)もある。1945(昭和20)年、戦火にかかって全焼し、多くの寺宝を失った。
寺の近くに清盛塚十三重塔があり、兵庫津巡りのコースとして多くの人が訪れている。
所在地 : 神戸市兵庫区松原通1-1-62
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