ここから本文です。
名所めぐり生田神社いくたじんじゃ
※画像をクリックすると拡大画像が見られます(新しいウィンドウ)
生田神社は三宮の西に位置し、『延喜式』には名神大社と記載されている。『日本書紀』に、神功(じんぐう)皇后が椎日女尊(わかひるめのみこと)を活田長峡(いくたながお)の地に祀ったという記事があり、これが生田神社だと言われる。かつては『枕草子』(能因本・のういんぼん)に記されるほど深い森で、「生田の森」は歌枕として名高い。境内には、梶原景季(かじわらかげすえ)が梅の枝を箙(えびら・矢を入れる武具)にさして奮戦したという「えびらの梅」、平敦盛(あつもり)の遺子が父の墓を訪れる途中で立ち寄ったという「敦盛の萩」など、源平合戦に関する逸話があるほか、楠木正成の湊川合戦、織田信長の花隈城攻めの舞台となるなど、戦いに関わりの深い神社である。
所在地 : 神戸市中央区下山手通1-2-1
ここまでが本文です。