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名所めぐり石龕寺せきがんじ
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石龕寺は真言宗の寺で、本尊は観世音菩薩である。寺へ向かう道に1町ごとに立つ町石(ちょうせき・県文化財)は現在30基が残っており、8町石には応永6(1399)年造立の銘が刻まれている。「石龕寺略縁起」によると、寺は587(用明2)年に聖徳太子が自刻の毘沙門天を安置したことに始まり、村上天皇が多くの伽藍坊舎を建てたという。金剛力士(仁王)像(国指定文化財・重文)には仁治3(1242)年の銘が残る。『太平記』には、1351(観応2)年に足利尊氏の子義詮が身を寄せたとの記述がある。山門の金剛力士像は肥後定慶作、小野道風書と伝える扁額など見所が多い。
足利尊氏にまつわる伝説も残り、紅葉寺としても知られる。
所在地 : 丹波市山南町岩屋2
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