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名所めぐり圓通寺えんつうじ
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圓通寺は、三方を山に囲まれた曹洞宗の寺である。1382(永徳2)年、足利義満が後円融天皇の勅命を奉じて建立した。全盛期は丹波・但馬・摂津・播磨の諸寺院に君臨し、200余の末寺を支配する氷上郡最大の寺院であった。江戸時代には24石2斗余の朱印地を下付され明治維新まで続いた。本尊は南北朝合一を祈願して刻まれたという如意輪(にょいりん)観音像で、後小松天皇より下賜されたものと伝えられる。
山門をくぐると参道には橋がかかり、両脇に見える池には鴨がのどかに泳ぐ姿が見られる。山を背景にした本堂、その右手にある庫院は堂々として威厳がある。
所在地 : 丹波市氷上町御油983
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