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名所めぐり諭鶴羽神社ゆずるはじんじゃ
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諭鶴羽神社は譲葉山の山上に位置する神社で、平安時代から諭鶴羽権現が祀られ熊野系修験道の一大霊場として栄え、中世には熊野信仰の隆盛に伴い発展した。譲葉山は標高608mの島内最高峰で、淡路島の南端に位置する。アカガシの群落(県指定文化財)を始め約60種の暖地性常緑樹が繁茂し、淡路島では最も自然が残されたところである。15世紀中ごろには山上に18の建物が林立していたというが、明治の神仏分離により観音堂は南山麓の黒岩へ移され、山上には伊弉冉尊(いざなみのみこと)、速玉男(はやたまお)神、事解男(ことさかのお)神を祀る諭鶴羽神社が残った。町石五輪卒塔婆は県下で最も古いもので、中でも天文21(1552)年の銘のある多宝塔板碑は特に優れた石造遺品である。
現在も譲葉山からの眺めは素晴らしく、南に太平洋を望む事ができる。山には、南側と北側に神社までの登山道があるが、南の灘側から山頂までは車で登ることができる。
所在地 : 南あわじ市灘黒岩472
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