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名所めぐり満願寺まんがんじ
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満願寺は真言宗の寺である。中世最盛時には子院49院を数えたというが、明治維新の際には円覚院を残すのみとなった。仁王門は明治初期に建てられた珍しい洋風のもので、左右の木造金剛力士(こんごうりきし)立像(県指定文化財)は、明治初期の神仏分離令で多田院山門にあったものを移設したものである。『伽藍(がらん)開基記』によれば、諸国に満願寺を建立した勝道(しょうどう)上人(735~817)が、摂津国の満願寺として千手観音を本尊に開いたとある。多田に移り住んだ源満仲が寺に帰依して以来、源氏一門の信仰を得たといい、石造の九重塔が建立されるなど、源氏にゆかりの深い地となっている。
緑のトンネルを抜ける長い参道の前には、明治時代に建てられたという珍しい洋風の仁王門がある。周辺に住む人によれば、11月半ばには紅葉が美しいという。
所在地 : 川西市満願寺町7-1
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