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名所めぐり毫摂寺ごうしょうじ
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毫摂寺は浄土真宗本願寺派の名刹で、俗に小浜御坊(こはまごぼう)といわれる。阿弥陀如来を本尊とし、開基は本願寺第3代覚如の門人、乗尊である。寺の創建は戦国時代さなかの明応年間(1492~1501)と言われている。明治時代に入ると別格寺の寺格が与えられた。毫摂寺の寺内町として成立した小浜は、周囲の土塁や門で防御を固められており、かつては一向一揆(いっこういっき)勢力の拠点のひとつとなっていた。また、この地域は古くから交通の拠点として発展し、江戸時代は小浜宿として栄えた。
現在でも寺の周辺には虫籠(むしこ)窓や格子戸の古い家並みが見られ、隣の小学校からは子供たちの声が耳に届く。境内は桜や楓、楠などが植えられ、静かな時間がながれている。
所在地 : 宝塚市小浜5-5-12
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