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日記でたどるシーボルトの旅
外国人の旅(シーボルト)
長崎オランダ商館の医師として来日したシーボルトは1826(文政9)年、商館長の江戸参府に随行して長崎から江戸まで旅行した。国内を旅行する外国人は極めて珍しく、彼らはどこへ到着しても、役人の出迎えを受けた。行く先々で接待を受けていたようであるが、それはかたちを変えた監視であった。九州は陸路、瀬戸内海は海路、その後江戸までは陸路をとっていた。2月15日に長崎を発ち、4月10日に江戸に到着している。
兵庫県には3月7日海路をとって室津に到着し、9日に室津を出発、陸路をとって姫路に到着する。10日に加古川、11日に明石、12日に西宮、13日に大坂に入っている。県内では所々で名所や旧跡を巡りながらの旅行となった。
姫路を過ぎてからは、曽根、石宝殿、高砂と松や奇岩を見物し、兵庫を過ぎてからは楠木正成の墓を訪れるなどしている。訪問場所の選択や案内は日本側が行ったであろうから、当時の観光のコースを知る上で興味深い。
他の名所をめぐる
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