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浄土寺浄土堂部材
浄土寺浄土堂は、重源(ちょうげん:1121~1206)によって東大寺復興のために建立された「大仏様(だいぶつよう)」建築の代表作で、内部には丈六(じょうろく:約486cm)の阿弥陀三尊が祀られています。夕方になると、この堂の背面の格子窓から西日が差し込み、堂内全体が赤く照り映えます。阿弥陀三尊はこの金色の光を光背として輝き、その姿は来迎のさまを彷彿とさせるといいます。
この部材は、年輪年代調査によって、建久6年(1195)ないし7年に周防(すおう)(山口県)で伐採された木材であることが確認されました。
ストーリーでも、西日とともに阿弥陀如来が来迎する場面を用意しました。
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