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菩薩立像ぼさつりゅうぞう

菩薩立像
平安時代 1躯 桧(ひのき)
寄木(よせぎ)造 彫眼
像高153.0cm
菩薩立像
平安時代 1躯 桧
割矧(わりはぎ)造 彫眼
像高99.3cm

観音(かんのん)菩薩の性格は、『法華経』普門品(ふもんぼん:別名『観音経』)に記されています。そこには、あらゆる方角に顔を向ける仏さまであること、諸難を救済する仏さまであること、三十三応身(おうしん)という33の姿に身を変えることが説明されています。早くからとても人気のある仏さまで、さまざまな変化(へんげ)観音も生みだされました。また『無量寿経(むりょうじゅきょう)』には、勢至(せいし)菩薩とともに阿弥陀如来(あみだにょらい)の脇侍(わきじ)として、三尊形式をなすと説かれました。
このお像はどちらも、もとは蓮華を左手に持っていたと推測されることや、立ち姿などから、独尊の聖(しょう)観音菩薩の可能性が指摘されています。
ストーリーでは、阿弥陀如来の脇侍としての観音菩薩が登場します。

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