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江戸時代・明治・大正・昭和という4つの時代
のおもちゃを紹介するページです。
大正
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大正(たいしょう)のころは「文化(ぶんか)」ということばがすごくはやりました。モダンな洋服(ようふく)をきたこのぬいぐるみ人形(にんぎょう)も、「文化人形」とよばれて流行(りゅうこう)しました。
大正の終わりごろに人気のあったマンガのキャラクター「ノンキナトウサン」をかたどった自動販売機です。関東大震災(かんとうだいしんさい)で屋根の上の看板(かんばん)が落ちる被害(ひがい)が多かったことから、看板にもなるこの自動販売機が広くつかわれるようになりました。
映画のフィルムを見るための道具です。大正のころは「活動写真(かつどうしゃしん)」とよばれた映画が大流行し、映画のフィルムを一コマずつ切り取ったものが、駄菓子屋(だがしや)などで売られていました。
今もよく知られているキューピーは、1909(明治42)年にアメリカのローズ・オニールによって生み出されました。日本では大正のころに流行し、ビスクドールやセルロイド人形がたくさんつくられ、世界一のキューピー大国となりました。
片足をのせ、もう片方の足で地面をけって進む遊具(ゆうぐ)です。大正から昭和前期にかけて子どもの遊具として流行(りゅうこう)しました。1990年代末ごろにも「キックボード」の名前で流行しました。
大正のころに欧米(おうべい)からもちこまれて流行したゲームです。木製のコマを指ではじいて敵(てき)のコマに当てて円の外にはじきとばし、自分のコマはできるだけ円の中心近くにのこるようにします。
麻生豊(あそうゆたか)のマンガ「ノンキナトウサン」は、1923(大正12)年の関東大震災(かんとうだいしんさい)によって傷ついた人々の心を明るくさせるために、『報知新聞』で連載(れんさい)がはじまりました。ノンキナトウサンが新しい仕事をはじめようとして失敗をくりかえすのを、おもしろおかしくえがいています。
1926(大正15)年ごろにうまれたゼンマイじかけのおもちゃで、男の子の人形が鉄棒(てつぼう)遊びをします。アメリカに輸出されて1ドルという安い値段で売られたので、日本製のおもちゃとして人気を博しました。こうしたおもちゃは「ワン・ダラー(1ドル)もの」、のちになまって「ダラもの」とよばれました。
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