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江戸時代・明治・大正・昭和という4つの時代
のおもちゃを紹介するページです。
明治
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明治20年代までは、ブリキ玩具(がんぐ)の色つけは手ぬりでおこなわれていました。それが30年代になるとブリキの表面に模様(もよう)を印刷(いんさつ)できる機械(きかい)がつかわれるようになり、複雑(ふくざつ)な模様のあるブリキ玩具もつくられるようになりました。
明治10年代には、鉛でメンコがつくられるようになりました。さらに明治20年代の日清戦争(にっしんせんそう)のころには紙のメンコがうまれ、地面に打ちつけたいきおいで相手のメンコをひっくりかえす「起こし」というあそびかたがひろまりました。
桶(おけ)にはめる「たが」や鉄の輪などを棒(ぼう)をつかってころがしていくあそびです。江戸時代(えどじだい)からありましたが、明治30年代には鉄の輪回しが流行(りゅうこう)して、「輪回しが流行すると戦争がはじまる」といううわさが流れました。
明治のころはマンガをポンチといっていました。イギリス人チャールズ・ワーグマンが発行(はっこう)していた雑誌(ざっし)『ジャパン・パンチ』の「パンチ」がなまって「ポンチ」になりました。
イギリスで発明(はつめい)された「ゾートロープ」というもので、回転させるとスリットのあいだから見える絵が動いて見えます。日本では明治20年代に「回り灯籠(どうろう)」などの名前で流行しました。
明治のころ、神戸で外国人むけのおみやげとして売られていた人形です。お化けをかたどっていたので「お化け人形」ともよばれ、かんたんなからくり仕掛けで動くようになっていました。のちには黒く塗られるようになりますが、これは日本特産の漆器(しっき)をイメージしたためと考えられています。
せんべいの中に小さな「オマケ」を入れたもので、明治のころ、駄菓子屋などで売られていました。今の「ガシャポン」の元祖(がんそ)とよべるものです。
1906(明治39)年に長野県の河西準乃助(かさいじゅんのすけ)が発明(はつめい)した日本独自のスケート靴(ぐつ)です。これによって、日本にアイススケートが広まることになりました。
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