これまでの展覧会
たくさんの歴史に纏わる展覧会を行ってきました。
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合戦図屏風
- 種類
- 特別陳列
- 開催
- 2001/2/24(土)ー3/25(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
「平家物語」と「太平記」という二大軍記物語の絵画化に焦点をあて、館蔵・寄託資料より合戦図屏風を中心に関連の作品を展示した。これらの戦乱の情景を描いた合戦図は、物語の愛好を背景に、江戸時代には様々な形式の絵画が盛んに制作されていた。 一場面を大きく描く屏風絵、一扇一扇に物語の場面を展開させた押絵貼屏風など、様々な形式がある。それらを、初期絵入版本や錦絵などとあわせて展示することで、描き方や絵より受ける印象の違いをじっくりと鑑賞できる機会になったと考えている。
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円山応挙 大乗寺 郭子儀図襖絵(複製)
- 種類
- 特別陳列
- 開催
- 2001/1/13(土)ー2/12(月・祝)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
香住町大乗寺には円山応挙一門が描いた襖絵が多く伝わる。その多くの襖絵の中でも郭子儀図襖絵は、天明7年(1787)暮れに応挙自身によって描かれたものであり、応挙の代表作品として知られている。 この特別陳列では、当館が所蔵する郭子儀図襖絵(複製)8面を展示した。大乗寺の郭子儀図襖絵を彷彿とさせるよう、実際と同じような展示空間を再現した。
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重要文化財指定記念-館蔵 仏涅槃図
- 種類
- 特別陳列
- 開催
- 1998/2/21(土)ー3/29(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
昭和61年度購入により館蔵資料となった「仏涅槃図」が、平成9年度の重要文化財指定を受けた。これを記念して特別陳列を行った。 本図は、絹本著色、1幅、171.3×161.3センチ、鎌倉時代前半(13世紀)の制作である。各部表現形式において平安時代の涅槃図(第一形式)を規範としながら、鎌倉時代前半にあらわれる第二形式への過渡的な傾向をよくあらわしている。 会衆のなかに両手を重ねて胸にあてる和装の女性像、虚空に鶴に乗る童子などがみられ、類品と比較して珍しい図像を含む点で特徴的な作例である。
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姫路城内堀より発見された極楽寺瓦経
- 種類
- 特別陳列
- 開催
- 1996/12/14(土)ー1997/3/23(日)
- 主催・共催
- 兵庫県立歴史博物館
極楽寺瓦経は康治元年(1142)頃、京都東寺の僧禅恵が、神崎郡香寺町にあった極楽寺(現常福寺)に来て、姫路市の書写山円教寺・増位山随願寺、香寺町の八徳山八葉寺、極楽寺の西南にあった弥高山千軒寺の僧とともに造ったもので、天養元年(1144)に埋納された。 完成12年(1800)に約500枚の瓦経や土製の仏像、五輪塔などが発見され、姫路藩主酒井忠道は瓦経を姫路城に運ばせ、破損していたものを漆で接合し拓本を採らせた。その後、藩校好古堂に保管されていたが、明治維新時に所在不明となった。 極楽寺瓦経は10枚に及ぶ願文があり、経塚に関する根本的な資料として著名であるが、わずかな伝世資料と拓本のみで知られる幻の瓦経であった。ところが平成8年の春、姫路城内堀の浚渫工事にともなって、その一部が再発見されたのである。 当館では、この資料の全容をいち早く紹介するために特別陳列を企画し、姫路市教育委員会及び姫路市立城郭研究室の全面的な協力のもとに、再発見された全資料53点を展示した。
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