特別企画展 唱歌!西洋音楽がやって来た―明治の音楽と社会― 開催期間: 2021年07月17日(土) 〜 2021年09月05日(日)
展覧会の見どころ
兵庫県立歴史博物館が所蔵する唱歌関係資料を一挙公開
兵庫県立歴史博物館が所蔵する唱歌集、楽譜や錦絵などの唱歌関係資料を公開します。
当館の児童文化資料のコレクションである「入江コレクション」を中心とする所蔵資料の中から「梅園唱歌図」や「無師独奏 紙腔琴」といった初公開資料を多数紹介します。
唱歌の世界を体験しよう!
明治期以降にレコードに録音された唱歌を聞いたり、鹿鳴館時代のドレスを着た女性たちが唱歌を演奏する様子を描いた浮世絵の前で撮影が出来ます。ぜひ、当時の雰囲気を味わってください。
開催概要
西洋音楽が本格的に日本に導入されたのは、明治期です。多くの人々にとっては、小学校で習う唱歌が最初に出会う西洋音楽でした。そして唱歌が生まれて約140年経つ今、世代を問わず広く親しまれ伝統的な日本の歌と感じられるほど、私たちの身体になじんでいます。
この展覧会では、幕末における西洋音楽との出会い、明治期の西洋音楽の導入とその影響などを、唱歌を中心に紹介します。
会期 |
令和3年(2021)7月17日(土)~ 9月5日(日) 開館44日間 |
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開館時間 |
10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 |
月曜日 |
会場 |
兵庫県立歴史博物館 ギャラリー |
電話 | 079-288-9011 FAX:079-288-9013 |
主催 |
兵庫県立歴史博物館、神戸新聞社 |
後援 |
兵庫県、兵庫県教育委員会 |
特別協力 | 山国隊軍楽保存会 |
協力 | 山陽電気鉄道株式会社、神姫バス株式会社 |
協賛 | 公益財団法人グローリー小学生育成財団 |
観覧料金
大人 | 500円 |
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大学生 | 350円 |
70歳以上 | 250円 |
障がい者 一般 | 100円 |
障がい者 大学生 | 50円 |
高校生以下 | 無料 |
・展覧会場の混雑を緩和するため、入場制限を行うことがあります。
・施設・設備大規模改修の準備のため常設展を休止しています。
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策
ご来館のみなさまには、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、マスクの着用や入館時の検温、連絡先の提供、兵庫県新型コロナ追跡システムの利用登録などにご協力をお願いします。
また、当館では館内の清掃、消毒の強化や、受付への飛沫防止シートの設置などの対策を行っています。
展覧会の構成とおもな展示資料
日本人が西洋音楽に出会った幕末から、唱歌が身近なものになった明治の終わりまで、明治日本における西洋音楽の流れとその影響を見ていきます。
1.幕末ドラムマーチ 西洋音楽との出会い
幕末の日本人と西洋音楽の出会いを見ていきます。
2.西洋音楽のことはじめ 唱歌の誕生
明治になり、本格的に西洋音楽を取り入れて、唱歌が作り出されていく過程を追います。
3.唱歌の変容
口語体の歌詞、ピョンコ節と言われる親しみやすいリズムという変化が唱歌にあらわれて、子どもたちに浸透していく様子を紹介します。
4.唱歌と軍歌
日清、日露戦争が起こり、広く歌われるようになった軍歌を見ていきます。
5.音楽を楽しむ
ハイカラな音楽隊の演奏や西洋音楽由来の楽器など、人々がさまざまに西洋音楽を楽しむようになった様子を紹介します。
6.唱歌調の流行
唱歌が学校にとどまらず、その曲調をもつ歌が多くの人々に親しまれ、宝塚少女唱歌隊結成などにつながる様子を紹介します。
関連行事
館長トークイベント 鼓笛隊をめぐって-幕末・明治の音楽と社会-
出演 | 奥中 康人 氏(静岡文化芸術大学教授) 藪田 貫(兵庫県立歴史博物館 館長) |
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日時 | 令和3(2021)年8月21日(土) 13:30~15:30 |
会場 | 当館 地階ホール |
参加費 | 無料 |
定員 | 50名 ※事前申込制 受付期間:令和3(2021)年7月21日(水)~8月6日(金) |
れきはくアカデミー 特別企画展『唱歌!西洋音楽がやって来た』について
講師 | 山田 加奈子(当館学芸員) |
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日時 | 令和3年(2021)年7月25日(日) 14:00~15:30 |
会場 | 当館 地階ホール |
参加費 | 無料 |
定員 | 50名 ※事前申込制 受付期間:令和3(2021)年6月25日(金)~7月9日(金) |
チラシダウンロード
下記のボタンよりPDFがご覧いただけます。