特別展 「妖怪・幻獣づくし」 開催期間: 2026年04月25日(土) 〜 2026年06月14日(日)

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(※下部に記者発表資料(PDF)と資料請求書(PDF)のデータを添付します。)

現在はキャラクター化され、さまざまなエンターテインメントの題材として人気を博している日本の妖怪。しかし、妖怪は人間にはコントロールできない自然の恐ろしさを具現化したものとして、長らく(おそ)れの対象となっていました。そのイメージの源泉となったのは、自然のなかに棲息するさまざまな生き物でした。

また、時に異様な姿かたちや超常的な性質を帯びた生き物が目撃され、その死骸や痕跡がまことしやかに人びとの目の前に開陳されることがあります。現代ではUMA(未確認動物)と呼ばれることもある、これら超常的な生物を「幻獣」と呼びます。幻獣は、妖怪と実在の生物とのあいだを揺れ動きながら、この世界の限界を超えるものとして人びとを魅了しています。

この展覧会では、妖怪や幻獣をとおして、日本人と自然環境とのかかわりについてあらためて考えてみたいと思います。

展覧会のみどころ

1 話題の「筑前化物(ちくぜんばけもの)絵巻(えまき)」を本州初公開!

骨董品を紹介する某テレビ番組に出品されたことで、大きな話題となったこの絵巻は、地元・福岡以外ではじめての公開! 本作品には、近年までほとんど類例が知られてこなかった数多くの妖怪・幻獣の目撃譚が記載されています。ユニークな絵柄で話題を呼びましたが、実はその内容も学術的にたいへん意味の大きいものです。どうぞご堪能ください。

2 さまざまな「幻獣」の遺物が展示されます。

妖怪・幻獣として名高い人魚・河童・雷獣のミイラや人面牛「(くだん)」のはく製、(からす)天狗(てんぐ)頭骨(とうこつ)等といった、妖怪と実在の動物の間の存在「幻獣」にかかわる遺物を多数展示します。

3 新発見の幻獣資料も展示!?

展覧会の準備を進める中で、兵庫県立歴史博物館の館蔵品のなかから「アマビエ」と同じく疫病の流行を予言し、その絵が疫病除けとなった「異鳥図(いちょうず)」が新たに見つかりました。

また、鳥取県立博物館では、自然史資料のなかから大蛇のアゴの骨とされる「(じゃ)(こつ)」が発見されました。これらを含めた新出資料をお披露目します。

※ 出品件数:合計約180件(予定)
※ 期間中展示替えを行います。

開催概要

会期令和8年(2026)4月25日(土)~6月14日(日) 44日間
開会式令和8年(2026)4月25日(土)9:30〜10:00
開館時間10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日月曜日
※ただし、5月4日(月・祝)は開館、5月7日(木)は休館
会場兵庫県立歴史博物館 特別展示室
〒670-0012 兵庫県姫路市本町68
電話:079-288-9011  FAX:079-288-9013
主催兵庫県立歴史博物館 読売新聞社
後援兵庫県、兵庫県教育委員会、NHK神戸放送局
広報協力山陽電気鉄道株式会社、神姫バス株式会社
協賛公益財団法人日本教育公務員弘済会兵庫支部
特別協力鳥取県立博物館
大人1200円(950円)
大学生950円(750円)
70歳以上600円(450円)
障がい者300円(200円)
高校生以下無料(無料)
備考※(  )内は20人以上の団体料金
※障がい者1人につき、介護者1人は無料

展覧会の構成

第1部 妖怪の自然史

妖怪は、日本人が自然環境に対して抱く(おそ)れの感情から生まれてきたものでしたが、実はその自然環境はすでに人の手によって作り変えられたものでした。第1部では人間と自然環境の関わりから、妖怪について考えてみます。

(第1部の構成)
  • 1-1 ヤマタノオロチからツチノコへ
  • 1-2 狐と天狗
  • 1-3 怪鳥たちの夜
  • 1-4 妖怪になった生き物たち
  • 1-5 河童
  • 1-6 変容する自然観と妖怪
河童真図
文化2年(1805)明石市蔵

第2部 幻獣見聞録

「妖怪」と総称されている不思議な存在のうち、実在する「生き物」との境界が曖昧なものを「幻獣」と呼びます。「幻獣」は、しばしばその遺物が実際に遺されているという点で、他の「妖怪」と一線を画しています。第2部では、「幻獣」たちの遺物や記録をご紹介します。

(第2部の構成)
  • 2-1 怪遺物たち
  • 2-2 幻獣出現の記録
異鳥図
兵庫県立歴史博物館蔵(喜田文庫)
筑前化物絵巻 蟹の床の怪物
個人蔵 鞍手町歴史民俗博物館寄託

★特設コーナー 柳田國男から水木しげるへ―現代妖怪文化の源流―

兵庫県とゆかりの深い柳田國男と水木しげるの2人を紹介するコーナーを設け、2人の与えた現代妖怪文化への影響をご紹介します。