その他 「米国ミネアポリス美術館所蔵「群鶴図屏風」高精細複製品を当館ロビーにて展示しています! 開催期間: 2026年02月25日(水) 〜 2026年05月06日(水)

米国ミネアポリス美術館所蔵「群鶴図屏風」高精細複製品
原品:Minneapolis Institute of Art, Mary Griggs Burke Collection, Gift of the Mary and Jackson Burke Foundation 2015.79.73.1-2

 キヤノン株式会社と特定非営利活動法人京都文化協会が推進する「(つづり)プロジェクト(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)」の一環として、「群鶴図屏風」(原品:ミネアポリス美術館所蔵)の高精細複製品が作成され、このたび当館にご寄贈いただきました。原品は兵庫県ゆかりの江戸時代の画家・石田幽汀によって、18世紀半ばに作成されたものです。

 高精細複製品の制作にあたっては、キヤノン株式会社の写真技術に加え、京都の伝統工芸士が金箔などを用いた装飾が施され、オリジナルの作品に限りなく忠実に再現されています。

 当館1階ロビーにてご覧いただけますので、ぜひご覧ください。

石田幽汀(いしだゆうてい)について

 石田幽汀(1721~86)は明石の橘家に生まれ、のちに京都町年寄の石田半右衛門の養子となり、京都の鶴沢探鯨に師事した画家です。宝暦7年(1757)までに法橋、安永6年(1777)までに法眼に叙せられています。その門下には、円山応挙のような美術史上重要な画家が出ました。

作品について

 本作品には、金地を背景に右隻に17羽、左隻に19羽の鶴たちが描かれています。タンチョウ、マナヅル等、種類の異なる鶴を丹念に描き分ける姿勢が認められます。なお「法橋幽汀斎画」の署名により、彼が法橋位にあった宝暦7年から安永6年まで(1757~77)頃に制作されたと考えられます。

関連展示について

 石田幽汀筆「群鶴図屏風」(ミネアポリス美術館蔵)の高精細複製品のロビー展示にあわせ、当館が所蔵する石田幽汀の作品を「美術とくらし」エリア(1階無料ゾーン)で展示しています。期間は2026年2月25日(水)から5月6日(水)までとなっています(予定)。

展示される作品は、江戸時代中期に活躍した明石出身の画家・石田幽汀(1721~86)による「四季風俗図屏風」(しきふうぞくずびょうぶ)です。その名のとおり、華やかな花木や鳥、年中行事など、四季折々の風情の移ろいを描いた親しみやすい風俗図です。あわせてご覧ください。

四季風俗図屏風 兵庫県立歴史博物館蔵