江戸時代の復古調期(江戸時代後期)につくられた鎧である。兜は二十二間の星兜でしころは吹返(ふきかえ)しを含めて菱縫板が3段となっている。胴は前立挙(たてあげ)2段、後立挙3段、衡胴(かぶきどう)長側(ながかわ)4段、草摺(くさずり)は8間5段下りとなっており、胴丸形式としても最も一般的なものである。小札は盛上漆塗本小札を用いている。面具や草摺には菊花文を彫った金具が施され、豪華さを醸し出している。兜の吹返しと杏葉(ぎょうよう)に杏葉紋が据えられているが、肥前佐賀藩の支藩蓮池藩主鍋島家が使用した家紋であり、この鎧は同家の旧蔵品であったと思われる。
資料解説
江戸時代の復古調期(江戸時代後期)につくられた鎧である。兜は二十二間の星兜でしころは吹返(ふきかえ)しを含めて菱縫板が3段となっている。胴は前立挙(たてあげ)2段、後立挙3段、衡胴(かぶきどう)長側(ながかわ)4段、草摺(くさずり)は8間5段下りとなっており、胴丸形式としても最も一般的なものである。小札は盛上漆塗本小札を用いている。面具や草摺には菊花文を彫った金具が施され、豪華さを醸し出している。兜の吹返しと杏葉(ぎょうよう)に杏葉紋が据えられているが、肥前佐賀藩の支藩蓮池藩主鍋島家が使用した家紋であり、この鎧は同家の旧蔵品であったと思われる。