資料名

浅葱糸威革包二枚胴具足(唐冠兜付) あさぎいとおどしかわづつみにまいどうぐそく(とうかんかぶとつき)

資料解説

花模様を染めた革で包まれた胴の胸部には鉄砲の玉を防ぐ鉄の小札(こざね)を留め、たいへん実戦的なつくりである。唐冠兜は、変り兜のひとつで、室町時代後期から様々な意匠をこらした変り兜が製作された。この唐冠兜には、鐘馗(しょうき)耳の立物が付けられている。鐘馗とは、中国唐の玄宗皇帝の夢に進士鐘馗があらわれ、魔を祓い病気を治したという故事に基づき、疫病神を追払い魔を除くと信じられた神である。日本では、強い者の権化・象徴とされたことから立物に表現された。草摺(くさずり)は1間(けん)の幅がたいへん細い12間5段下りとなっている。威糸の浅黄色に草摺の小札の朱、佩楯(はいだて)の黒と金など配色は落着いて美しい。威厳と美しさを兼揃えた江戸時代初期に製作された具足である。賤(しず)ケ岳七本槍の一人脇坂安治の子安元が所用したものと伝える。

資料データ

資料ID
2696
種類
工芸
分野
美術
コレクション
時代
江戸時代
年月日
西暦
世紀
数量
1 領
サイズ
胴高42.0 兜高27.8
材質
文化財指定
使用者・使用地・伝来
伝脇坂安元所用
作者
二次利用について
申請不要(商業利用不可)
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