播磨灘に面する、東は高砂(高砂市)から西は赤穂の仮屋(赤穂市)付近までの沿岸と、海上に点在する家島諸島(家島町)、小豆島(香川県)を描く。絵図の情報を見ると、まず村々が色分けして示されており、例えば朱色は姫路藩、白の地色のままは丸亀藩の領地である。また、主要な河川や、室津(御津町)の賀茂神社(明神とある)、網干(姫路市)の龍門寺などの社寺、番所などを描いている。特にこの絵図で注目されることは、室津地内の浜や岬の名が詳しく記されていることである。絵図全体を見たとき、ほぼ中央に「室津町」が描かれている。室津は、薩摩藩などの本陣が置かれ、参勤交代の経路となっていた。また、朝鮮通信使の寄港地としても知られ、姫路藩は、その応接にあたっており、室津は姫路藩にとって重要な港であった。このようなことから、当絵図は、姫路藩の関係者によって作成された可能性がある。
資料解説
播磨灘に面する、東は高砂(高砂市)から西は赤穂の仮屋(赤穂市)付近までの沿岸と、海上に点在する家島諸島(家島町)、小豆島(香川県)を描く。絵図の情報を見ると、まず村々が色分けして示されており、例えば朱色は姫路藩、白の地色のままは丸亀藩の領地である。また、主要な河川や、室津(御津町)の賀茂神社(明神とある)、網干(姫路市)の龍門寺などの社寺、番所などを描いている。特にこの絵図で注目されることは、室津地内の浜や岬の名が詳しく記されていることである。絵図全体を見たとき、ほぼ中央に「室津町」が描かれている。室津は、薩摩藩などの本陣が置かれ、参勤交代の経路となっていた。また、朝鮮通信使の寄港地としても知られ、姫路藩は、その応接にあたっており、室津は姫路藩にとって重要な港であった。このようなことから、当絵図は、姫路藩の関係者によって作成された可能性がある。